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フィレンツェのサンタンブロージョ市場でお買いもの

市場といえば普段はサンロンツォの中央市場へ行くのですが、今回はちょっと遠いサンタンブロージョ市場まで足を延ばしました。

サンタンブロージョ市場では果物、野菜、洋服等のお店は市場外で、肉や魚のお店は市場内にあります。場外、場内ともにすごい人。すれ違うのが大変。1人がやっと通れる道幅をギュウギュウいわせながら、両手に袋をいっぱい下げたり、ベビーカーを押したり、犬を連れながら通っていきます。人混みは苦手な方だけど、市場の活気ある雰囲気は気分が高揚してきて、気がつくと「さ~て、なにか美味しいものはないかな~?」と張り切って人混みのなかにいる自分に気がつきます。

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トマトや人参などのお野菜に囲まれて、「Ti AMO (= I Love You)」と書かれた愛らしいブーケを発見(笑)。バレンタインディまでもう少し。月桂樹の葉っぱは「常緑=永遠の愛」を表しているのは、なんとなく分かる。トウガラシはラッキーチャームにもなっているから、幸運を運びますように。という意味を掛けているのかしら。

でもニンニク丸ごとのブーケをプレゼントされたら、笑顔で喜んだら良いものか、ジョークとして笑い飛ばすのが良いものか、悩むところ。もしかしたら、お母さんが可愛いからと自分用にお買い求めするかもしれないですね。

ここ最近ずっと雨降りで春はまだ遠いと思っていたけど、花屋でミモザの花を見かけました。そっか~、もうそんな季節。寒いけど春は着実に近づいている♪ ミモザの花は3月8日の「女性の日」に男性から大切な女性にプレゼントされる花。と、言われているけど、毎年ミモザの花をもらうのは、フラっと入るバールのおっちゃんから。現実ってそんなものかしら。う~ん。

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さて虫眼鏡でよ~く点検でもするかのように、1つ1つのお店をじっくり見て回り、買うものを決定! 冬期限定のトスカーナのサラダ菜。「インサラータ・ディ・カンポ」。寒い季節に畑に種を蒔くとニョキニョキと出てくるそうな、歯ごたえがあってほろ苦さをともなう、野性味溢れるサラダ菜です。

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そしてもう1つは、やっぱりサラダになる「カーヴォロ・ネーロ・ディ・トスカーナ」。黒キャベツの種類ですが、普通のキャベツのように丸形じゃなくて、葉っぱのような長細い形をしていて葉肉の厚い緑濃いお野菜。トスカーナではスーパーでも見かけるけど、他の州では見つけることが難しい現地消費野菜の1つ。

そしてこの季節だけ、市場では通常の約1/5サイズのサラダ用を見かけます。意外に柔らかくて「緑っ」て味がします。「インサラータ・ディ・カンポ」に「カーヴォロ・ネーロ・ディ・トスカーナ」をちょっと混ぜて、美味しいオリーブオイルと塩をかけて食べるのが、旨いんだなあ。

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場内ではお肉屋さんでサルシッチャをご購入。豚肉を腸詰めしたソーセージで、新鮮なものは生でも食べれますが、普通は茹でたり焼いたりして食べます。ピンク色の美味しそうな色。焼いて食べる場合には、熱で塩分がきつく出てしまいがちなので、わたしは一度茹でてから焼くようにしています。

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市場は14時頃に閉まってしまうので平日に行くのはちょっと難しい。だから土曜日の午前になるべく行くようにしています。スーパーよりも安くて新鮮。そして旺盛な食への情熱が市場からは肌で感じれるからです。
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[ 2009/02/08 23:51 ] @ 美味なるもの | TB(0) | CM(0)

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