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一皿のパスタから始まる、モンテレッジョへの不思議な旅(2/3)

なにかに導かれたような不思議な旅。今回は2回目。


パート1からの続き


はなし好きな店主。わたしたちが食べてるときも、ずっと一緒におしゃべりしてた。

とあるタイミングで、実はさぁ、普通にイタリア人でさえ知らない、こんな小さな村なのに、日本でちょっとだけ有名になったんだよ。信じられる!?? と話を持ち出してきた。

村の子供達がね、村の歴史を研究して、それを絵本にしたんだ。

ん?? え??!!

そういえば、いまから行く村の名前は、モンテレッジョ。
このムラッツォ村の入り口には、本フェスティバルのポスターが掲げられていた。
 

もしかして、この本? 

 



「モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語」

とネットで調べて見せたら、そうそう!それそれ! と言うではありませんか。

ロックダウン中にこの本の存在を知り、すぐに読みたかったけど、デジタル版はなく単行本のみ発行。日本に帰らないと買えない読めない。

書評を読んで、なんとなく内容は把握したけど、読んでないゆえ、どんな風に書かれているのか、すごく興味を持っている本。まさか、この本の舞台になった村に、偶然といえども、降り立っていたのです。

たまたまランチ時間にこの村にきて、食べるはずのないローマのパスタをたまたま食べて、お話好きの店主とたまたまおしゃべりして。たまたまの偶然が、この本に繋がるとは。

オーナーのお子さんも研究に参加したらしく、すごく楽しそうに課外授業を受けていたそう。本が売れて、子供達に印税が110ユーロも入ってきたんだよ。遠い日本の国で、僕たちのこの小さな村を知ってくれる人がいるなんて、信じられない! 

本の舞台になる村にいて、本に関わる人と出会うことになるなんて、わたしも信じられない。

子供達に指導したジャコモはいまモンテレッジョにいるだろうから、君がいまから行くって連絡しようか?と提案してくれたけど、本を読んでないし、行き当たりばったりの旅だったので、丁重にお断りし、店主にお礼を伝えて、食べ過ぎてパンパンに膨れ上がったお腹を抱えて、まずはムラッツォ村を散策。


 

お昼時だからか、石畳の通りには誰もいない。アパートから、かすかにテレビの音が聞こえてくるので、住人がいるのがわかる。
 



 

 

 

そんなひっそりとした佇まいの村には、フィレンツェを追放になった「神曲」を書いた詩人ダンテアリギエーリも、このムラッツォ村に滞在したらしい。石碑が残っている。

フィレンツェで政治家として華々しく活躍していたのに、派閥競争に破れ、こんな山奥まで、ダンテは訪れたのか。ここからダンテは北上を続け、ヴェローナへ行き、最終的にラヴェンナで生涯を閉じる。歴史ってなんて奥深いんだろう。

 


スーパーもない小さな村の高台にある教会の脇には本屋さんがある。自社出版の、村の歴史に関わる書籍がたくさん置いてあった。
 

 


ムラッツォ村をあとにして、いよいよモンテレッジョへ出発。

 

パート3につづく。

 

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