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一皿のパスタから始まる、モンテレッジョへの不思議な旅(1/3)

なにかに導かれたような不思議な旅。3回に分けて発信します。

この日は「小さな村めぐり」をしようと、普段はあまり足が向かない、ルニジャーナ地区へ行くことにしました。今回のルートは主人が立て、わたしはなんの予備知識も持たずに、主人企画のミステリーツアーに参加。

トスカーナ地方といえば、ルネッサンスの古都フィレンツェを筆頭に、ワインで有名なキャンティ地区、絵本の風景ように美しいオルチャ渓谷、映画の舞台になったアレッツォ、ピサの斜塔、etc..  有名スポットが地方全体に散りばめられているところ。そのなかにあり、ひっそりと存在するのがルニジャーナ地区。

海岸の岸壁に立つ5つの村で有名なチンクエテッレのあるリグーリア地方、ボロネーゼ(ミートソース)スパゲッティで有名なエミリアロマーニャ地方、そしてトスカーナ地方と、3地方をまたぐ山間にあるのがルニジャーナ地区。

「ついで」に行ける場所ではなく、「行こう」と決めて赴くような場所である。



いつも通りに朝の行動が遅く、かつメインストリートを3分で歩き終えるような小さな村でも、滞在時間が長いわたしたち。


ルッソーロ城の目の前にある小さな村。これが村の大きさ。


予定よりも大幅に遅れてムラッツォという名の村に到着。



ちょうどお昼時。惹かれるレストランはなく、村のバールは1件だけ。グーグーお腹すかせて観光するか、いまここで食べてしまうか。二者択一。郷土料理を食べたかったけど、この日は材料が揃ってないので、ローマ料理しかないとのこと。



ルニジャーナの片田舎の村で、どうしてローマ料理なんだろう。バールの若い店主に聞いてみた。

店主はこの村の生まれだが、ローマに移り住み仕事をしていた。仕事を辞めて、自分のワインバーを開けたくて、探していたけど、なかなか見つからない。そんなときにたまたま帰省して、この地区に落ち着くのもいいのかも。と、両親のもとに引越しをして、この地区でお店を開ける候補地を探したらしい。

探し歩いた結果、地元で美味しいワインを飲めるところがないことに気がつき、ムラッツォ村に初めてのワインバーがオープンすることに。

お客さんの大半は村人。バールがオープンしたばかりの頃は、白ワイン、赤ワイン、プロセッコ(泡もの)。という注文だったけど、地元のいろいろなワインを提供し始めると、甘口、辛口、から始まり、いまはシャルドネの白。とか、メルローの赤。というように、自分の飲みたいものを細かく注文できるようになったんだよ。とても嬉しそうな笑顔の店主。

おしゃべりに花が咲いているところに、パスタが登場!料理担当は、妹さん。



Burro e Acciughe (バターとアンチョビ)のパスタ。
バターのミルクっぽい甘さのなかに、アンチョビの塩がほのかに効いたソースを、最後にパラパラと雪が散るように撒かれたパン粉が吸収して、凝縮されたうまさ。こんもり盛られた姿は、100グラムはあるだろう。パン粉とパスタのダブル粉もん。うーん。一瞬ひるんだが、うまうまで完食。

はなし好きな店主。わたしたちが食べてるときも、ずっと一緒におしゃべりしてた。

とあるタイミングで、実はさぁ、普通にイタリア人でさえ知らない、こんな小さな村なのに、日本でちょっとだけ有名になったんだよ。信じられる!?? と話を持ち出してきた。
 

パート2につづく。

 

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