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フィレンツェの新劇場

ズービン・メータ率いるマッジョ・ムジカーレ・フィオレンティーノが
オペラ開催のために日本へ行ったのは2008年のこと。

日本の劇場の音響システムを羨ましがるように、
ズービン・メータが一言。

"我々のフィレンツェの劇場にも、
こんな音響システムがあればいいのに。。"


IMG_1159_20110221205632.jpg
(現在の劇場)


間もなく、彼の願いは叶うかもしれません。



現在、新劇場の建築工事をしているけど、さすがイタリア時間。
すでに2年が過ぎようとしている。

ついに、レンツィ市長が、

"こけら落としは2011年12月21日!" と発表したのです。


スクリーンショット(2011-02-21 12.18.28)
(新劇場の予想写真)


もし、言葉通りなら、今年年末じゃあないですか。
本当かなあ。 大丈夫かなあ。 

工事費用は、22億5千万ユーロ。

どこかの政治家が、
「文化で飯は食えん」と言い放ち論議を醸し出しましたが、

それに応えるように、
「文化への投資は、素晴らしい投資です」とも。


スクリーンショット(2011-02-21 12.18.07)
(新劇場の予想写真)


新劇場は大きく3のホールに分かれるらしく、席数もぐっと増え、
オペラ・ホールは1800席、
コンサート・ホールは1100席、
野外ホール(もできるらしい)は2000席。


スクリーンショット(2011-02-21 13.11.26)
(新劇場の予想写真)


12月21日は、マッジョ・ムジカーレ・フィオレンティーノが
ベートーベンの第九を演奏するそう。

年が明けて2012年に開催する最初のオペラは
トゥーランドットらしい。

こけら落としの日は無料になるのか。
招待席で埋め尽くされるのか。

アンテナをピンピン立てておかなきゃ。

いまの劇場はレトロな情緒があって雰囲気は良いけど、
2階3階の後ろの席だと、音がきれいに届かないことも。

フィレンツェの新劇場の隣は大きなカッシーネ公園。
緑もいっぱいの環境になりそうで楽しみです。

場所はフィレンツェの第二の見本市会場、
レオポルド駅跡地会場の裏手になります。


スクリーンショット(2011-02-21 12.18.00)
(新劇場の予想写真)


新しい「モダンな」建築ではコケがちなフィレンツェ。

毒舌フィレンツェ人から辛辣な悪評ではなく(笑)、
お褒めの言葉をもらえるような劇場になるでしょうか。

乞うご期待です。




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