フィレンツェの名物料理に、トリッパやランプレドットがある。
好き・嫌いがはっきり分かれる食べ物。
腸モツ系のお料理である。

フィレンツェでもダメな女性多し。
ローザ姉さんは、姿を見ただけで、che schifo(気持ち悪~い)。
胃袋の相性が良いというのは、とても重要。
わたしも相方もぜ~んぜん平気。
そんな私達の胃袋を知っている静岡の友人が、
とっておきの場所へと連れて行ってくれました。
そこは、小さな飲み屋さん。
暗闇に、ぽっつりと薄明かりの電気が灯っています。
昭和っぽい風情。 いいねえ。
まずは一皿目。
にんにくと唐辛子とお酒やみりん等で、漬込んだものと見受けられる。

新鮮な生の腸。だったかなあ。
とにかく、どこかの生モノらしい。
え!? 生っすか。
イタリアの衛星放送チャンネルで、
アメリカ番組の"Orrodi da Gustare"というをやっている。
世界各国に行ってご当地料理を賞味するというもの。
そのなかには、グロイのもあったりする。幼虫とか。
彼の番組の閉の言葉が、「興味をもったら食べてみよう!」。
彼の言葉が頭のなかで反芻する。
好き・嫌いは食べてから判断するとしよう。
食べてみると、これがお酒と合うんだわね。ふふふ。
小さな厨房で、ママがお客さんの注文を受けて準備中。

焼き物も、目の前でジュージュー焼いてくれます
こちらはスタンダードに肉を焼いたもの。

ジューシーで美味しかったなあ。 ちょっと一心地。
ほんじゃ、これは? 食べれる?
友人が戦線布告(笑)

レバ刺しだったかなあ。 いずれにせよ、生肉刺身。
むむ、ハードル高いぞ。
かつて食べた記憶がないということは、わたしも初めてかも。
にんにくをたっぷり付けて、パクっと、1口に。
相方もいきました。
もっと血生臭いかと思ったけど、意外にさっぱり。
そして、焼き物アゲイン。

う~ん どこの部位か忘れちゃったけど、
豚足を焼いたものだったかなあ。
結構、油が乗っていたのだけは覚えてる。
ここでのお食事は、軽いアペリティフ(笑)
このあと、私達は、もう1件へと移動したのでありました。
日本って、チェーン店が多いこともあって、街風景を見ただけでは、
一見、どこも同じ街のように見えるけど、
なかに入り込むと、違いが分かる。
日本の多種多様な食文化に万歳!
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