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オペラ歌劇、ただ今予習中(前半)

いままで、

劇場や教会でのクラシックコンサート


IMG_0153.jpg



イタリアンロックのコンサート


IMG_1067.jpg

VASCOooo !!!!


いろいろなコンサートに行ってきましたが、

敷居が高くて、いままで手を付けていなかったのが、

オペラ !


情報収集や切符購入は、わたしが担当。

ある日、相方が、

どうしてオペラは候補にないの ?

と聞いてきた。


え~だって~ わかんないんだもん
難しそうなんだもん
寝ちゃいそうなんだもん



相方はオペラが好き

で、そんなわたしの意見を聞いてか聞かずか、

オペラ・ブッファだらか、これなら楽しめるでしょ
と、勝手に選んできたのが、

La Nozze di Figaro フィガロの結婚


le_nozze_di_figaro1.jpg


オペラ・ブッファ は、喜劇オペラ。

う~ん
ついに、わたしも、オペラ・デビューか!?

3時間はある演目。
内容が分からないと、退屈、極まりない。

そこで、相方からCDを借り、
家仕事のときにのBGMとして耳慣れしておき、
小冊子やネットでストーリーを予習中。
ああ、登場人物が多すぎ!

面白そうな内容である。
曲目も、CMで耳にしたものもあり。

モーツァルトだから、
曲が軽快で、流れるようなリズムが心地よい。


mozart-1.jpg


モーツァルトはオーストリア人。
でも、オペラって、どこでどう生まれたの?

フィレンツェが発祥というのは、知っていたけど、
予習も兼ねて、オペラについて調べてみました。

なので、今回はオペラ誕生ストーリー。

ちょっと長いので前後半に分けました。
興味のある方は2日連続でお読み下さい。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

時は1500年代。 

フィレンツェではメディチ家が、
トスカーナ大公そしてフィレンツェの君主として
栄華を誇っていた時代。

ローマで枢機卿をしていた、
メディチ家のフェルディナンド1世。

長男のフランチェスコ1世が急逝したために、
フィレンツェへ戻って来て、跡を継ぐようになります。


Ferdinando_I_de_Medici_2.jpg


ずっと枢機卿をしていたので未婚。

メディチ家の跡継ぎとして

さあ、僕も結婚しなきゃ。

叔母でフランスに嫁いだカテリーナ・デ・メディチ
の姪に当たるクリスティーナ・ディ・ロレーナ嬢と婚約。

クリスティーナは、
カテリーナが病で臥せっていたのを看病し、
最後まで看取ったあとに、
フェルディナンド1世のもとへ嫁いできました。

その年25歳。 
フェルディナンド1世は40歳前半。

両者ともに、当時にすれば、かなりの晩婚。

政治的結婚にも関わらず、
仲が良く幸せな結婚生活を送ったということです。

* * * * * * * * * *

前置きが長くなりましたが、

婚礼のためにフィレンツェでは盛大な祝賀会が
一ヶ月間に渡り催されることに。

宮廷のお仕えアーティストであり、
ジェラートの発明者でもある
ベルナルド・ブオンタレンティが主監督になり、

音楽をバックにドラマを演じるコンサート

が開かれます。

そう、

これがオペラの前衛です。

1589年のこと。

テキスト担当
ー ジローラモ・バルガリ
ー オッタヴィアーノ・リヌッチーニ

作品担当
ー ジョヴァンニ・バルディ・ディ・ベルニオ

音楽担当
ー ザッゼリーノと呼ばれていたヤコポ・ペーリ

舞台演出と衣装担当
ー ブオンタレンティ

これは、ブオンタレンティが水彩画で描いたデッサン。


opera1.jpg


ここから序所にオペラが形づくられていくのです。


次回につづく



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[ 2010/11/04 21:23 ] @展示会やコンサート | TB(0) | CM(0)

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