シエナ、サンジミニャーノ、キャンティ、etc..
世界遺産に登録されている町や村が多く存在する
トスカーナ地方は世界でもなかなかに有名な地方です。
でも、あまり観光地化されていない、
トスカーナの田舎も多く点在します。
ここ、ムジェッロ(mugello)地区もその1つ。
放牧された牛の乳から作るチーズ。
脂肪がほとんどない赤身の肉。
秋は栗が採れ、栗粉としても加工されます。
360度自然の美味しい空気のなかで作られる蜂蜜も、
ムジェッロ地区の特産物の1つ。
そんなムジェッロはサグラ(村祭り)も盛んです。
毎月村祭りを実施している町は、行き飽きた感がするので、
敢えて聞いたこともないような、小さな町のサグラへと。
住人に聞きながらやっと辿り着いた時、すでに2時。
お腹ペコペコ~
オレンジ色の紙製テーブルクロスや、
プラスチックの皿やコップがサグラしてます。
こちらは、ムジェッロのトルテッロ。

茹でたじゃがいもをパスタで閉じた、ラグー(ミートソース)和え
せっかくのムジェッロだもん。やっぱり「肉」も!
ビステッカ・フィオレンティーナ (Tボーンステーキ)
デカっ!

左側の紙袋には、フォークとナイフが入っています。
ムジェッロ地区フィレンツォーラ町(Firenzouola)のお肉です。
サグラで欠かせないロスティッチャーナ♪
豚のあばら肉のグリルです。

外側は炭でパリパリに焼けて香ばしく、
中は旨味がギュっと詰め込まれて
ジュ~シ~
お腹いっぱいになったので、周囲を散策することに

山道を歩いていると、農家博物館に遭遇

せっかくだから、入場することに
相方が、お~ 懐かしい。と、 子供時代を思い出したのがこれ。
なんでしょう

答え: 湯たんぽ
中央の容器に炭を入れ、布団の下に潜らせるそうです
昔はトイレが家になくて、ここで用を足して、
外に捨てに行ったとか。 本当かな~

昔のお台所。 いい感じ~ 。
日本の昔のお台所も好きだったなあ。

いまのキッチンは機能性が高くて便利だけど、
昔は、火をおこしたり、ミキサーがなかったり、大変だったと思うけど、
ないものネダリ。なのは分かっているけど、
物に精が宿る九十九伸(つくもしん)が、ここにいるかも!
なんて想像の余地がなくなり、
陰に潜む情緒が、光に追いやられて、ちょっと寂しい。
博物館を後にして、帰る途中。

コッコちゃんが、元気に芝生の上を運動中。
猫も近づけないくらい、元気、元気。
この辺は、養鶏もしているらしい。
スローライフでスローフードな、田舎の週末。
悪くないなあ~
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