映画「ローマの休日」で
アン王女がジェラートを食べたところから
イタリア=ジェラート のイメージがついたんじゃないかしら?
* * *
時は遡ること500年前。
1500年代のルネッサンス。
フィレンツェからカテリーナ・ディ・メディチ
(フランス名でカトリーヌ・ド・メディシス)が
フランス王にお嫁に行くところ。

(ウフィッツィ美術館所蔵)
彼女は料理が好きで、フランス料理の原点になるレシピを
フィレンツェからたくさん携えてきた。と言われています。
その列に加わる1人の男性。ルッジェーリ。
「いまだかつて見たことのない料理」 選手権
メディチ家主催で開催されたとき、
鶏肉販売人で料理人のルッジェーリが
シャーベットの原点のような、
冷たく甘いお菓子で出展し、満場一致で優勝。
審査員のなかでも、カテリーナ・ディ・メディチが特に気に入り、
フランスへ連れて行ったのです。
フランス貴族にも、ルッジェーリのジェラートは大好評。
ここからフランスにジェラートが広まったと言われています。
ルッジェーリの作ったジェラートは、
どちらかというとシャーベットに近いもの。
いまのジェラートに近づけたのは、やはりフィレンツェ人、
ベルナルド・ブオンタレンティ。

メディチ家のお抱え建築家として活躍し、ボーボリ公園にある
「ブオンタレンティのグロッタ」は彼の代表作品。
グロッタは洞窟の意味。

By Wikipedia
余談ですが、ブオンタレンティの作ったこの人口洞窟には、
いまはアカデミア美術館にあるミケランジェロの作品
「囚人たち」が置かれていました。
余談2ですが、洞窟正面左手にあるのがヴァザーリの回廊。
見学者は洞窟の隣の扉から出ますが、
本当はボーボリ公園を所有する
ピッティ宮殿内まで繋がっているのです。
このベルナルド・ブオンタレンティ。
実は、かなりの
グルメだったらしい。
宮廷料理の給仕役としても大活躍。
会ってみたい芸術家の1人。無理だけど(泣)。
彼が1559年のベルベデーレ要塞完成式典でお披露目したもの。
ミルク、蜂蜜、黄身、それにワインを少々。
ここにベルガモット、レモン、オレンジで香りをつけた
クリーム状の冷たい食べ物。
そう、これが ジェラート!
ああ、美味しそう。
ねっとり甘くて、柑橘系の味がほんのりする、
極上ジェラート。
いまでも、ジェラート・ディ・ブオンタレンティ
という名前で、フィレンツェのジェラート店にありますよ~
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陽子さん ごぶさたしてます~
日本旅行、楽しまれたようですね☆相方さんも!
ミルク、ハチミツ、、、想像しただけで美味しそう
日本でもジェラートやさんあるけれど、
やっぱり本場イタリアとは比べ物になりません
また、フィレンツェ行きたいっ
けど、動物いるので行けないっ涙
興味深い記事で、思わず引き込まれてしまいました。
しかし、その当時ジェラートにする為の冷却技術というのは、今では想像をはるかに超えた大変な作業だったのでしょうね。
私も自分で作りますが、それこそ材料を合わせて機械に入れるだけ。
16世紀においては、裕福な層にしかできなかった贅沢なデザートだったというのが、想像されます。
ごぶさたです~!
忙しく元気そうですね♪
次回の旅行のときには、kotoriさん達のアグリへお邪魔します~♪
いまから楽しみじゃ ふふ アグリツーリズモでいいのかな?
イタリアのジェラートって、
バニラ系のねっとり感とフルーツの甘みが日本と違うと思う。
濃厚だけど、後味さっぱり。
いまからはジェラートの季節ですねえ。
動物と過ごすのも、なごむでしょう~。
我が家でも、友達同士でも、
キャットシッターをお互いにしていますよ♪
コメントありがとうございます♪
昔から氷を保存する冷凍庫みたいのはあったとしても、
よくぞジェラートを考案したものですよね~。
初めて口にした人の驚きを想像するだけでも楽しい。
庶民も口にできる現代に生まれて良かった♪
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