付喪神を調べてみると、
「長い年月を経て古くなったり、
長く生きた依り代(道具や生き物や自然の物)に、
神や霊魂などが宿ったものの総称。」
By Wikipedia
とある。
日本的な考え方かもしれないけど、
イタリアには、
付喪神が、うじゃうじゃ、
いるんじゃないかなあ。
フィレンツェでも、田舎でも、
大中小の骨董市が開かれます。

これはアイロン。

なかに炭を入れて使うもの。
暖炉の火で温めて使うもの。
いろいろなヴァージョンがあります。
電気コードの現代のアイロンは機能性重視で
美しいカタチのものと出会うことが、ほとんどないけど、
昔のアイロンには鉄の美しさを感じます。
オブジェとしても美しい。
質問:これは、なんでしょう??

答え:栗を焼くときに使っていたフライパン。
蓋を開けて生栗を入れて、
火の上でしばらくグルグル回すと、
焼き栗のできあがり♪
蓋があることで、
猿カニ合戦の栗みたいに、
栗がパチンと弾けるのを防いでいます。
そして、これ。
椅子の骨格のみ。

自分で張っちゃう人もいれば、
好きな生地を持ち込んで
職人さんに作ってもらう人もいます。
職人さんは、自分の作品も作りますが、
基本的にすべて手仕事。
だから、いろいろなリクエストに応えて
修復もマルチでできちゃうのです。
特にがんばって探さなくても
フィレンツェには腕の良い職人さんが多くいて、
家族代々、お世話になっている人もいます。
使い捨てな現代と平行して、
こんな風に、
時を経て亜麻色になった家具達を
大切に持ち帰り、修復して、使う。
そんな道具には、きっときっと、
素敵な付喪神が宿っているんじゃないかなあ。
なんて想像しちゃいます。
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ここはチョンピ市場?
古きものを大事にする、イタリアならではですね。
小沢征爾さんのコンサート・・・しかもドゥオーモ!
なんて素敵!私も聴いてみたかった~並ぶ価値大いにありますね。
歩行者天国のドゥオーモ・・・また訪れたいです。
アルトパッショという田舎に行ったときに
偶然遭遇したミニ骨董市です。
冷やかして歩くのが楽しい♪
小沢征爾さんのコンサート、
本当に心から良かったです。
笑顔がキュートで、
素敵に年を重ねられている感じでしたよ。
歩行者天国の静かなドゥオーモ。
あまりにも素敵な広場に生まれ変わり
嬉しくて泣けてきます!
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