フィレンツェの西側に大きなカッシーネと呼ばれる公園があり、毎週火曜日の午前中には大きな市場がたち、衣料類、食品、化粧品など、ありとあらゆる路上店が突如として現れます。 ず~っと果てしなく続くので、最初から最後まで見て歩くと、足がダルダルになるほど。
夕方や週末には、ジョギング、散歩、サイクリングを楽しみにやってくる、フィレンツェ住民の憩いの場。 中心街は石の多い街だけど、ニューヨークのセントラルパークのように、フィレンツェ人の肺をきれいにしてくれる(笑)、緑多い公園。

Aマークを中心に緑の範囲がカッシーネ公園。
右側のFIRENZEと書かれいてるところが中心街。
公園の奥には、なぜかインド人の碑が立っています。

時は1870年。 彼の名はインドはコールハープル(市)の王子Rajaram Chuttraputti (う~ん、なんて発音するんだろう??)。 この若い王子は、かつて勉学に励んだロンドンへ、英国女王に謁見するためにご旅行中でした。 その途中でフィレンツェへご滞在。 ちなみ滞在先は、現在の5つ星ホテル「Grand Hotel (グランド・ホテル)」。
11月30日、突然発作に襲われ急死。 享年21歳。
彼の亡骸はヒンドゥー教に基づき火葬にし、2つの川が交差するところに灰が撒かれました。 支流ムニョーネ川が本流アルノ川に合流するところ、まさに王子の碑の背後です。
キリスト教とはまったく埋葬方法が異なるヒンドゥー教に、当時の多くのフィレンツェ人は興味をそそられ、そして、このお葬式を行うために協力したということです。
これ以降、この地はインディアーノと呼ばれ、公園の裏手に通る大きな橋もインディアーノ橋と呼ばれています。 なんでフィレンツェで橋の名前がインディアーノなんだろう? といつも疑問でしたが、なるほど。納得。1972年にこの橋を建設する時に、同時にこの碑も建立されたということです。

この橋がインディアーノ橋。
下はアルノ川。
さて、だんだん陽が落ちてきました。

行きはアルノ川に面したアスファルト通りだったので、帰りは木々が茂る森のなかを森林浴しながら帰りましょう。 (怠惰にもチャリに乗りながら撮ったのでボケでごめんなさい。)
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通常は12名以上や8名以上で英語ガイドが案内しますが、7月から新しく5名以上から日本語ガイドで案内できるようになりました。
今年の9月からヴァザーリの回廊は修復に入り、修復開始時期が延期になりました。2009年11月14日まで予約受付中! 次回の 来年からの公開は未定の状況。年内にフィレンツェに来られる方は、ぜひご一考くださいね。
催行日の1週間前まで申し込みを受け付けています。
→ 10月10日(土) 2名様からのお申し込み ←あと2~3名!!
→ 10月31日(土) 2名様からのお申し込み ←あと2~3名!!
もし最小人数5名に満たない場合には、英語ガイドに振替になりますことを、ご了承ください。
<ヴァザーリの回廊のみを見学される場合>
日時:毎週土曜日の16時30分から約90分間
料金:お1人様120ユーロ
ガイド:日本語
<ウフィッツィ美術館とヴァザーリの回廊の両方を見学される場合>
日時:毎週土曜日の15時15分からで約3時間
料金:お1人様140ユーロ
ガイド:日本語
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