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フィレンツェとリボルノ2

今回は前回の話しの続きです。

父コジモ1世の意思を受け継いだフェルディナンド1世の代に、リボルノ港はトスカーナで最も重要な港の1つに急成長しました。

質問)彼はどんな政策を立てたのでしょう。

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答え)彼は「ポルト・フランコ」、すなわち免税を導入したのです。

来るもの拒まず。誰でもオーケー。過去歴も、宗教も、思想も、国籍も、な~んにも関係なく、誰でもすぐにリボルノ市民になれたんです。そんなこんなで、わずか数年で住民が一挙に増えることになり、人がいるところに商売ありで、工房がたくさんでき、商業が発達し、港も活気づき、さらには商売上手なユダヤ人も移住してくるようになり、あっという間にジェノヴァに継ぐ港に成長しました。 

ここで、ちょっとした疑問が湧きます。
どうして海を持たないフィレンツェのメディチ家が港開発に力を入れたのか。

それは、経済的に行き詰まり、どうしようもなく、突破口を海へ目を向けたからです。この判断が吉と出て、ルネッサンス最盛期のクアットロチェント(1400年代)以来、すっかり陰を潜めていた、フィレンツェそしてトスカーナが経済的に盛り返すようになります。

フィレンツェのシニョーリア広場にネプチューン像がありますが、これはコジモ1世がリボルノ港を開発したことを記念して作られました。よく見るとネプチューンの顔はコジモ1世に似ています。ネプチューンは海を守る神様。コジモ1世がサントステーファノ騎士団を作り、海を守ったことの意味合いを込めて、この噴水が作られました。噴水の水は、海を表しています。

neptune.jpg


そして噴水の正面向かって左側には、コジモ1世のブロンズ製の騎馬像があります。

cosimo.jpg


これにならい、息子のフェルディナンド1世も噴水と自分の騎馬像を作らせました。それは、フィレンツェの北側に位置するサンティッシマアヌンツィアータ広場に見ることができます。この舌を噛みそうな長い名前の広場に着くと、まず目に入るのは彼の騎馬像。

余談:
手持ちの写真を探してみたけど騎馬像と噴水の写真が、無い! ということで、土曜日に写真を撮りに広場に行ってみると市場が立っていました。賑やかでついつい足を止めてしまいましたが、本来なら、この広場は、ガランとして騎馬像と噴水が良く見えるのです。。

DSC00653.jpg


彼の後方左右には、対象的に2つの噴水があります。よく見ると海獣が上と下とで向き合っていますが、これも、やはりリボルノ街と港の拡張とサントステーファノ騎士団を象徴しています。
(噴水後方左手に騎馬像の後ろ姿が見えますが、わかりますか?)

DSC00647.jpg


そしてこれとまったく同じモニュメントを、リボルノ街のミケーリ広場裏手の通りに見ることができます。こちらはコピーで、1964年にフィレンツェから贈られたものです。

DSC00514.jpg


切ってもきれない、フィレンツェとリボルノの関係は、実はと~い昔、メディチ家に由来していたのでした。 いまのリボルノは、ベネツィア地区なども整備され、随分良くなりました。 ピサからも電車で15分ほど。 土曜日には中心街で活気のある市場も開かれます♪


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