イタリアはいま猛暑100%。 サルデーニャにヴァカンスへ行っている友人へ電話したら、「暑いあつい。」と連発していた。 昨日7月23日はサルデーニャで46度(!)を記録したらしい。ああ想像しただけで怖い。海がお湯になってそう。
そして、もちろんフィレンツェも暑い。。。
本来なら朝晩と日中と10度ほどの気温差があるけど、今週は朝も晩も暑い。 冷房がない場合の暑さの対処法は、朝から鎧戸も窓も閉じて光と温風をシャットアウトという原始方法を使います。 乾燥しているので、これでなんとか凌げますが、もうちょっと涼しくなって欲しいなあ。
こんな真夏の夜の夕涼みに、オープンシアターへ足を運ぶ人も多し。オープンシアターというとアメリカっぽいけど、イタリア語でチネマ・アペルタ。 うん。やっぱりしっくりいく。 音の響きでイメージががらりと変わります。
チネマ・アペルタでは、約21時30分から屋外で映画を上映するのです。 フィレンツェにも5カ所くらい屋外で映画を上映していて、わたしも近所にある1つに行ってきました。 切符は5ユーロ(約700円)。 普通映画館でみると10ユーロはするので、半額で見れることになります。
23時頃になると若干風が吹き始め、そして頭上には満天の星。 ああやっぱり好きです。チネマ・アペルタ♪
見てきたのはスウェーデン映画。 原作は3部作のミステリー小説。 この作家はまだ40代という若さで、3部作を書き上げたあとに心臓発作かなにかで亡くなってしまったそうです。 この小説はイタリアでかなりの売上数を延ばし、同居人も夢中になって読んでいました。この小説を、スウェーデン監督ニルス・アーゼン・オプレウが映画化したのです。

邦題は「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」。
オリジナル題名は「The Girl with the Dragon」。
イタリア題名は「Uomini che odiano le donne」。
たまに邦題で「え~!? どうしてそんなタイトルになるの?」というのがあるけど、この映画に関しては、イタリア題名に驚き。訳すと「女を憎む男」。 う~ん。確かに内容には沿っているかもしれないけど、邦題やオリジナルは、女主人公を表現したタイトルになっているのに、イタリア語では、男と女が中心のタイトル名。イタリアらしいといえば、らしい。
場面が進行するにつれて序所に解き明かされる事実。 ちょっとドキドキハラハラ。 2時間30分と長い映画だったけど、グイグイと引き込まれて、あっと言う間でした。スウェーデンの真冬のシーンだけでも、夕涼みにぴったり(笑)。 機会があればぜひご覧あれ。 面白かったですよ。
来週は「天使と悪魔」が上映されるので、ぜ~ったい行きます♪
******* お知らせ! ヴァザーリの回廊の個人予約 !! *******
通常は12名以上や8名以上で英語ガイドが案内しますが、7月から新しく5名以上から日本語ガイドで案内できるようになりました。
今年の9月からヴァザーリの回廊は修復に入り、次回の公開は未定の状況。7月や8月にフィレンツェに来られる方は、ぜひご一考くださいね。
<ヴァザーリの回廊のみを見学される場合>
日時:毎週土曜日の16時30分から約90分間
料金:お1人様120ユーロ
ガイド:日本語
<ウフィッツィ美術館とヴァザーリの回廊の両方を見学される場合>
日時:毎週土曜日の15時15分からで約3時間
料金:お1人様140ユーロ
ガイド:日本語
8月8日(土)はすでにお二人からのご予約があります。この日に見学される方を同時に募集中です! 興味のある方、予約希望の方は、わたしのメルアドまでご連絡ください。先着順で受け付けております。
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