Tommaso di Duccio Corsini(トーンマーゾ・ディ・ドウッチョ・コルシーニ)。
彼が、コルシーニ家で初めて名を残した人物。遡ること、1366年 
日本はその頃、南北朝時代・室町時代。
その頃のフィレンツェは、羊毛業や絹織業で成功をする商人が次から次へと現れた時代。成功した商人は、稼いだお金を元手に銀行業に参入し、その後に政界デビュー。
中世時代のサクセスストーリーを絵に描いたような、コルシーニ家。
(ちなみに、メディチ家はまだ現れていません。
一攫千金を狙いに、田舎から、ようやくフィレンツェに移り住んできた頃。)

コルシーニ家の家紋。
なにがすごいって、コルシーニ家は、代々いまも受け継がれていること。
現主はDon Filippo Corsini フィリッポ・コルシーニ公。
フィレンツェの世界は、目には見えないけど、いくつもの層が重なっていて、貴族世界が存在します。
当然のごとく、コルシーニ家の所有邸宅、数多し。
(だって、なにせ、1300年代から現在に至る。だもん
)

メッザモンテ邸宅。
オリーブ畑とブドウ畑の広がる
トスカーナの丘の上。

ウエディングやイベントにも利用されるお屋敷だけど、日が長い夏の期間は、庭園を開放。だれでも入れます。
この日は、ランチをたらふく食べていたので、アペリティフのみ。

日が落ちるにつれて、人が集まってくる。家族連れだったり、カップルだったり。大々的は告知はせずに、宣伝はSNSがメイン。
それでも、予約しないと当日は席がありません。
この日は満月で、薄暮が美しかった。
来年の夏も例年通りに開催されるんじゃないかしら。
きっと再来年も、その次の年も、開催されるはず!
フィレンツェ中心街からは車で30分弱の距離。
別世界のような美しい風景を眺めながら、夕涼みをし食事を楽しむ、ある夏の夜。
いいと思うなぁ。 ドレスコードはありません。セミカジュアルでOK。
コルシーニ家のFBに告知されます。
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