もう10月かぁ。なんて考えてたら気分免疫が落ちてしまった。そんなこんなで、先週はSNSデトックス週間してました。気分が落ちた時は食べるに限る! 食べて元気になろう!
山を越え谷を越え、フィレンツェから30キロくらいしか離れてないのに、そこは山奥。やっと辿り着いた、山の中の一軒家。シェフでもある家主が、すべてを賄う料理店。ランチ1組、夕食1組のみ。

雨が降りそうな湿気のある寒い日。森の中の階段を降り部屋に入ると、暖炉に火がくべられていて、パチパチと薪が燃える音が聞こえてくる。なんて優しく、ふんわり暖かい空気なのかしら。

音に聞き入り、炎に見入り。暖炉って、いつまでも見ていて飽きないのは、なんでだろう。

料理の美味しさは、ご覧の通り。すべてが美味しかったけど、とびきりびっくりしたのは、お野菜の料理。
新鮮で美味しい空気と肥沃な土地で育ったお野菜は、ひとつひとつの味がしっかりしている。
すべてが一体となったとき、それぞれが主張しつつも、甘み、苦味、食感、が相まって美しい調和を奏でる逸品。

しかも、火はコンロじゃなくて、薪のストーブ。

外には放し飼いの鶏が元気に歩き回り、畑にはいろいろなお野菜が育てられていました。



ホントに山の中の一軒家なの。


食べ過ぎたので、近所を散歩。近所はもう森。
街に暮らしていると、ショーウインドーに飾られるお洋服とかで季節を感じるけど、自然のなかに身を置くと、瞬時にして季節を感じる。葉っぱが色ついていたり、きのこがあったり、花を落として実をつけていたり。

栗はまだ青いけど、あと一ヶ月も経つと旬。

たくさんの元気をもらえた贅沢な時間。落ちてた気分も上昇中。
Casa Boscherini
Comune di Londa (Firenze)
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