ヴェッキオ宮殿のすぐ裏手にある建物。
通称、双子教会。

(Photo by Google Map)
向かって正面左手はサンフィリッポネーリ教会。
フィレンツェでみられる数少ないバロック様式の教会です。
向かって正面右手は、一見教会に見えるけど、実は裁判所。
新しい建物を建設することができない、
フィレンツェならではの新旧共存機能です。
裁判所へは、グリーンカードを申請するときに、
わたしは犯罪を犯していません。善良な市民です。
というお墨付きを頂くために、出頭(?)したことがありますが、
内装は、ま、なんてことない、ごく普通の、
無機質な事務所の印象でした。
有名なモニュメントではないので、
観光ガイドブックには載っていないけど、
ピエトロフォルテという屋外用石材のオーク色と
大理石の彫刻群が、なんとなく、惹かれる外観。
よく見ると、天使が中央にいる、とても素敵な彫刻群もあり。

さて、今回の話題は、教会側ではなく、裁判所側。
なんと!
な~んてことない、無機質な裁判所の階段付近で、
こんなものが発見されました。

壁と壁との間から発見されたらしい。
作者はだれ? 価値はどのくらいになるの?
でも、まずその前に、
どうやってこれが見つかったの?
手前に扉があるけど、これはフレスコ画を保護するために
発見後に取り付けられたのかしら。

発見された経緯などは、どこを探しても見つけられなかったけど、
電気コードとかの工事に入ったときに見つかったのかしら?

それにしても、こんなに鮮明に色が残っていて、
発見者もさぞ驚いたことでしょう。
ちなみに、フィレンツェのトルナボーニ通りにある
エルメス店の天井画も、店内改装中に発見されたもの。
なんか、すっごく特した気分だったでしょうねえ。
このほかにも、フィレンツェ中心街の建物には、
まだいろいろ、お宝が眠っていることでしょう。
21世紀になっても、まだ発見があるなんて、
いや~ 驚いた。
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