今秋はいろいろなところで
オリーブオイルの試飲をしてきました。

2年前は不作だったけれど、去年・今年と2年連続で美味いです。
オリーブオイルは、当然のことならが、
オイル = 油
というイメージ。

調理にも使われるので、もちろん、”あぶら” なんですが、
オリーブオイル作りの工程を見てると、
実際は、オリーブの果汁なんだあ。と実感。
エクストラヴァージンは、いわゆる、一番搾り。
オリーブの木に梯子をかけて、
手摘みで実を摘むところが多いイタリア。
オリーブの実は、酸化すると味が落ちる。
摘んだら、即、フラントイオへ直行。
フラントイオとは、オリーブ圧搾所。
ごろごろ ノシノシ ごろごろ ノシノシ

昔は、大きな石臼を牛に引かせて、実を丸ごと圧搾していました。
実を丸ごと圧搾すると、当然のことながら、
オリーブの種も潰されます。
うんしょ うんしょ ぎゅーっ ぎゅぎゅーっ

きれいなオリーブオイルにするために、
砕けた種などの、いらないカスを取り除く作業。
トロトロ トロトロ トロトロリン

絞りたてのオリーブの果汁が、流れ出てくるのを受け止めます。
これがオリーブオイルのできる過程の概要。
人力から機械に変わったとはいえ、
いまも昔も、オリーブオイル作りの過程は一緒。
ここはフラントイオ。
オリーブ畑のあるところでは、小さな村でも
1箇所は、共同利用できるフラントイオがあります。
フラントイオで摘んだばかりのオリーブの実を
バサバサと投げ入れ、まずは重量を計ります。

重量を計り終えたら、
摘むときに混じった葉っぱを取り除き、水洗い。


圧搾して、カスを取り除き、出てきます。
魔法の雫。

はぁ~っ 美味しそう。
みんな、摘み取り、お疲れさまでした-!
さあ、搾り立てのオリーブオイルの美味しさを分かち合いましょう!

たいてい、田舎で開催されるオリーブオイル試飲会では、
併設会場でランチや夕食が食べれます。
メニューはもちろん、オリーブオイルを
美味しく正味できる伝統料理が勢揃い!
オリーブオイルの味が引き立つお料理といえば
リボッリータ

ポレンタ

煮豆

フェットゥンタ

オリーブオイルの試飲では、たらふくパンの欠片を食べるので、
フェットゥンタは注文しませんでした。
なのでわたしが撮った写真はないので、広告用を代用で。
イタリア人にとってのオリーブオイル。
日本人の醤油と一緒。
どこにでも、なににでも、スーっとひと雫。魔法の雫。
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