1週間ほどブログを留守にしていまして、すいませんでした。
時間が経つのは早いもの。
情報は3日経っただけで、すっかり古くなってしまう。
でも、敢えて、先々週のフィレンツェをお伝えしま~す。
20日まで、フィレンツェでは、
FLORENS 2010
なるイベントがあちこちで開催されていました。
でも
何が、どこで、いつ、開催されているのか。
4 W + 1 H が皆目不明。
コマーシャル不足なのか、資料作りが今イチなのか。
真剣に情報を収集しないと、まったくわからん。
さすがはフィレンツェ。 やっぱりフィレンツェ。
そんなある日。ダビデが宙を浮いていた。

設置完了。
下から見上げると、ち~ちゃく ポチって見えるだけ。

翌日。

お~!!
大聖堂の広場に1日で芝生が!
奇跡だ !
芝生を貼る作業をお客様が前夜に見かけたらしい。
一晩でこれだけの仕事ができるなんて、
フィレンツェ人もやればできるんじゃん!
しかも。
もう1つの奇跡が。
昨日は、ポチっと大聖堂の屋根にいたダビデが
大聖堂の正面に移動している。

わたしが行ったときは、記念撮影をする人が順番待ち。
そりゃそうだ。
こんな光景、一生に一度しか見れないかも。
さらに翌日。

ダビデ殿のお通りです。

パレードを繰り広げながら運ばれた先は、

シニョーリア広場 !
旗が舞い、音楽が奏でる。
ばんざ~い ばんざ~い !

ダビデがダビデとついに対面 !!

フィレンツェを散歩していたダビデは、
コピーでプラスチック製の分身。
今回のダビデのお散歩は、
1504年に本物のダビデ像を
大聖堂の工房からシニョーリア広場に移す場面を
再現したものらしい。
本来、ダビデ像は、大聖堂に置くために、
ミケランジェロに注文されたもの。
でも、実際に出来上がると、
このダビデ像は共和国の自由のシンボル。

「大聖堂の前より、ほかの場所の方がいいかも。」
「って、じゃあ、どこ?」
「う~ん どこに置こうか。」
当時も、等身大の模型を作って、東へ西へ、北へ南へ。
しっくりいくところを、検討したらしい。
結局、ミケランジェロの要望もあり、
シニョーリア広場のベッキオ宮殿の正面に落ち着いた。
ということです。
な の で、
今回のダビデのお散歩は、置き場所を決めるために
右往左往した当時を再現した。らしい。
(でも、さすがに屋根の上には載せなかったと思うのだが。)
1504年5月1日。
シニョーリア広場へ移動するダビデ。

木組みでしっかりダビデ像を括り、車輪は、丸太で代用。
4日間かけて、ようやく到着したということです。
さらに、時は移り、1873年。
オリジナルのダビデ像は、さらに移動をして、
ようやく、アカデミア美術館に納められることになります。
規模の大きな今回のプロジェクト。
3日間だけというのは、もったいなかったな~。
大聖堂の広場の芝生も、すぐに撤去されて、もったいなかった。
白の大理石に映えて、すっごく綺麗だったのにー。
* 今回使用した写真は、下記のものです。
Corriere Fiorentino コリエレ・フィオレンティーノ新聞
http://corrierefiorentino.corriere.it/
La Nazione ラ・ナッツィオーネ新聞
http://www.lanazione.it/
Palazzo Vecchio ベッキオ宮殿のHP
http://www.palazzovecchio-museoragazzi.it/?language=it
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