いままで、
劇場や教会でのクラシックコンサート

イタリアンロックのコンサート

VASCOooo !!!!
いろいろなコンサートに行ってきましたが、
敷居が高くて、いままで手を付けていなかったのが、
オペラ !
情報収集や切符購入は、わたしが担当。
ある日、相方が、
どうしてオペラは候補にないの ?
と聞いてきた。
え~だって~ わかんないんだもん
難しそうなんだもん
寝ちゃいそうなんだもん
相方はオペラが好き
で、そんなわたしの意見を聞いてか聞かずか、
オペラ・ブッファだらか、これなら楽しめるでしょ
と、勝手に選んできたのが、
La Nozze di Figaro フィガロの結婚

オペラ・ブッファ は、喜劇オペラ。
う~ん
ついに、わたしも、オペラ・デビューか!?
3時間はある演目。
内容が分からないと、退屈、極まりない。
そこで、相方からCDを借り、
家仕事のときにのBGMとして耳慣れしておき、
小冊子やネットでストーリーを予習中。
ああ、登場人物が多すぎ!
面白そうな内容である。
曲目も、CMで耳にしたものもあり。
モーツァルトだから、
曲が軽快で、流れるようなリズムが心地よい。

モーツァルトはオーストリア人。
でも、オペラって、どこでどう生まれたの?
フィレンツェが発祥というのは、知っていたけど、
予習も兼ねて、オペラについて調べてみました。
なので、今回はオペラ誕生ストーリー。
ちょっと長いので前後半に分けました。
興味のある方は2日連続でお読み下さい。
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時は1500年代。
フィレンツェではメディチ家が、
トスカーナ大公そしてフィレンツェの君主として
栄華を誇っていた時代。
ローマで枢機卿をしていた、
メディチ家のフェルディナンド1世。
長男のフランチェスコ1世が急逝したために、
フィレンツェへ戻って来て、跡を継ぐようになります。

ずっと枢機卿をしていたので未婚。
メディチ家の跡継ぎとして
さあ、僕も結婚しなきゃ。叔母でフランスに嫁いだカテリーナ・デ・メディチ
の姪に当たるクリスティーナ・ディ・ロレーナ嬢と婚約。
クリスティーナは、
カテリーナが病で臥せっていたのを看病し、
最後まで看取ったあとに、
フェルディナンド1世のもとへ嫁いできました。
その年25歳。
フェルディナンド1世は40歳前半。
両者ともに、当時にすれば、かなりの晩婚。
政治的結婚にも関わらず、
仲が良く幸せな結婚生活を送ったということです。
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前置きが長くなりましたが、
婚礼のためにフィレンツェでは盛大な祝賀会が
一ヶ月間に渡り催されることに。
宮廷のお仕えアーティストであり、
ジェラートの発明者でもある
ベルナルド・ブオンタレンティが主監督になり、
音楽をバックにドラマを演じるコンサートが開かれます。
そう、
これがオペラの前衛です。
1589年のこと。
テキスト担当
ー ジローラモ・バルガリ
ー オッタヴィアーノ・リヌッチーニ
作品担当
ー ジョヴァンニ・バルディ・ディ・ベルニオ
音楽担当
ー ザッゼリーノと呼ばれていたヤコポ・ペーリ
舞台演出と衣装担当
ー ブオンタレンティ
これは、ブオンタレンティが水彩画で描いたデッサン。

ここから序所にオペラが形づくられていくのです。
次回につづく
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