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成道山松安院大樹寺(日本紀行15編)

しだれ桜が美しい春

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正式名称
じょうどうさん・しょうあんいん・だいじゅじ

通称 大樹寺(だいじゅじ)。

愛知県最終回。場所は岡崎市。


友人の案内がなければ、足を運ぶことはなかっただろう。
このお寺の存在すら知りませんでした。
案内してくれて、ありがとう。

ただのお寺と思うなかれ。

徳川氏(松平氏)の菩提寺であり、
歴代当主の墓や歴代将軍(大樹公)の位牌が安置されているのです。


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松平八代のお墓

永禄3年(1560年) 桶狭間の戦いで今川軍は敗走し、
松平元康(徳川家康)はここに逃げ帰り、
先祖の墓前で自害しようとしたが、
住職の登誉に諭されて思い留まった。
慶長7年(1602年) 勅願寺となる。
(by wikipedia)

桶狭間の戦い。
今川軍。
徳川家康。

日本の重要歴史キーワードが散りばめられた、
由緒あるお寺。 

徳川家の家紋といえば、

頭が高い、 この葵の紋どころが目に入らぬか~!

でお馴染みの”三つ葉葵”。 


スター付き画像7


さすが菩提寺だけあり、屋根瓦の装飾は三つ葉葵。
木組みの、がっしりした屋根作り。
隙やゆるみのない、凛とした美しさ。
いい仕事に溜息。

これは山門


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寛永18年(1641)に、三代将軍徳川家光公が建立。
手前が山門。 
向こうに見えるのは総門。
そのずっと遠く、一直線上には、岡崎城を見ることができます。


歴代将軍の位牌が安置されている場所には、
それぞれの将軍の身長も記載してあり、

平均身長は、約155センチ。
綱吉に至っては124センチ。

当時の人々の平均身長だったのか、
意外に小さいのに驚き。

わたしがこの時代に生きていれば、
平均身長だったかも。
いや、それよりちょっと低めだけど。


境内には、国の重要文化財である多宝塔もあり。


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桶狭間の戦いが起きた1560年と言えば、
フィレンツェはメディチ家の当主コジモ一世の頃だわ。

なんて、強引にフィレンツェと結びつけながら

日本やイタリアだけでなく、
世界各国で、いまは歴史と呼ぶ様々な事柄が
同時進行で起こっていたこと

時間の積み重ね、事柄の積み重ねが、
いまの国を形成していること、

その当時の情景を想像してみながら、
必然か 偶然か
いまこのお寺の前に立ち、
時の流れと自分との接点を不思議に思うこと、しばし。


旅行はまだ3分の1を消化したところだけど、
各地にいる友人・知人達のお陰で、
かなりディープな日本を満喫しています。

本当に感謝感謝です。
ありがとう。


→ 大樹寺のHPはこちらから



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[ 2010/11/03 21:34 ] @日本紀行 | TB(0) | CM(0)