先週はずっと雨。
今週は天気が回復したと思いきや、
あまりパっとしない毎日です。
午前は晴れても午後から曇りとか。
今日もそんなパターン。
昨日はローマまで車で行って来たのですが、
途中、す~っごい土砂降りに遭い、
雹は降るわ、雷は鳴るは、豪雨で目の前がほとんど見えないわ。
長年付き合いのあるプロの運転手さんの運転だから
怖くはなかったけど、5月のこの大荒れ、びっくり。
でもローマは天との交信がバチカン市国と取りなされたのか
一瞬だけの雨でスっと止みました。
*** *** ***
今日の午前中。フィレンツェは快晴。
太陽の光を受けて、
洗礼堂の東門「天国の扉」が黄金に輝いていました。

洗礼堂の東門は、ドゥオーモの正面扉に相対する大切な門。
だから金色にしたのかと思ったけど、
朝の太陽の日差しを受けて黄金に輝くように。
という自然の演出も考えて造られたのかも。
う~ん と独り唸っていたところ、
なにやら普段とは違う空気が流れている様子
なんだろう パト車が多い 警官もいる

みなさん、トリコローリ(3色)のタスキをかけていらっしゃる
トリコローリのタスキ=偉い人
しかも色とりどりの旗も見える
旗=各市町村のシンボル
ビラを配っていたので、目を通してみると
各市町村が財政破綻の危機に瀕し、
一人暮らしの老人へのケア
保育園、幼稚園、小学校の運営費用
清掃、電灯、公園、美術館等のメインテナンス費用
などなど、市民が快適に生活を送るための費用が
財政困難で捻出できないらしい。
そのため、イタリア政府に充分な財政確保をし、
今までよりも自治で自由に運営できるように体制を変えて欲しい。
と、フィレンツェ県の各市町村の役所の方々が集結しての
デモ行進 となったようです。
イタリアは、世界有数の芸術作品や、建築物を所有する国。
どんな小さな街にも、素晴らしい作品が残されていて
その修復費を捻出するとともに、
市民の生活環境も維持しなければなりません。
これはイタリア全土の問題でしょう。
ウフィッツィ美術館が増築改装作業を進めていますが、
つい最近、この工事での横領が発覚したばかり。
市民は薄々予感はしていたものの、やはり予感的中と相成りました。
どこの国も、いろいろな問題を抱えていますが、
イタリア政府は、どんな手段で現状を打破するのでしょうか。
市長がデモ行進とは、なんとまあ。 さすがはイタリア。
でもって、わたしの自転車がここにあるのに、出られない~(泣)
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