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フィレンツェが輩出した代表的な詩人や作家には、 世界的に有名な、教科書に出てくるような人達もいます。
例えば、
ー ダンテ・アリギリエーリ (代表作「神曲」)
ー ジョヴァンニ・ボッカッチョ(代表作「デカメロン」)
ー ニコロ・マキャヴェリ(代表作「君主論」) *作家というより、政治思想家
さらに、フィレンツェには、イタリア語の語学学校も多し。
それなのに !!
語学学校で習った正しいイタリア語をちょっとだけでも身につけて 街へ繰り出すと、イタリア人の発音にない音をたくさん耳にして、 我が身、我が耳を疑うことになります。
どうして、わたし、分からないんだろう ??
ちゃんと学校で習ったはずなのに、ヒアリングができない !
ご心配あれ。 あなたのヒアリングが悪いのではありません。
フィレンツェ(トスカーナ)方言では、
「カ」行の発音がすべて「ハ」行に
置き換わるからです。
友人に
ヨ~ホ~ (わたしの名前は「ようこ」)
と呼びかけれたときには、仰け反りそうになりました。
フィレンツェ人を揚げ足にとった有名なフレーズがこれ。
<正しいイタリア語> Vorrei un coca-cola con cannuccia corto corto colorata.
ヴォレイ ウン コカコーラ コン カヌンチャ コルト コルト コロラータ
とっても短いカラフルなストローと一緒にコカコーラをください。
<フィレンツェ人がいうと。。> Vorrei un hoha-hola hon hannuccia horto horto holorata.
さあ、みなさんも、発音してみよう! ↓↓↓↓↓ ヴォレイ ウン ホハホーラ ホン ハヌンチャ ホルト ホルト ホロラータ
ネイティブ人が話すと、速度が早いので、
ハフ ハフ ハフ ハフ
と聞こえる。 嗚呼。
イタリア人は H の発音ができないと言われていますが、 フィレンツェ人は、対象外 !
そんなフィレンツェの本屋で、こんな本を見つけました。

タイトル:Vohabolario (ヴォハボラーリオ)
正しくは「Vocabolario (ヴォカボラーリオ)」 。 「語彙」の意味。
お察しの通り、これは、 フィレンツェ(トスカーナ)方言を集めた本のようです。 パラパラめくってみたけど、面白そ。
フィレンツェのほんとんどの本屋には、 椅子やソファーがあるから(バールもある)、 時間があるときに、着席しながら、立ち読みしよっ。
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