
トスカーナ地方コロナータ村で作られるラードのスライスを熱々のパンに。
ラードは豚の脂肪分。「ゲ!」と思われる方もいるかもしれません。
でも大理石の箱のなかで、粗塩やローズマリー
その他のハーブでしっかり熟成されているので
ベタっとした脂感はなく、食べたあとに、ほのかにきいた塩とハーブの香りがします。

バッカラ。日本語でタラ。 塩漬けで売られているので水に浸して塩抜きします。
ちゃんと塩抜きされていると、とっても美味しいけど、今回はちょ~っと
抜き加減が甘かったので、塩っぽい。残念。
オーダー取りのおばちゃんが、ほかのお客さまから「塩い」という言葉を受けたらしく、
同じメニューをオーダーしたわたしに、「しょっぱかった?」と尋ねたので、
「うん。 ちょっと塩抜き加減甘かったかも。」と、正直に答えておきました。

こちらは茹で肉。 鳥、牛タン、豚足などなど。
これをイタリアンパセリをベースにしたサルサヴェルデ(緑のソース)と
一緒に食べます。 パセリの緑濃い味が、たんぱくな茹で肉と良く合う一品。
豚足は、コラーゲン補給にバッチリ。
そう、フィレンツェ人はなんでも食べるのです。

牛の胃袋をトマトソースやニンニクで煮込んだ、トリッパ。
フィレンツェ料理の代表選手。
美味しく調理されたものは、臭みがなく、プリプリして旨い。
この日のトリッパも旨かった。
フィレンツェ人はなんでも食べるのです。

料理と呼べるか? と突っ込まれそうなピンツィモーニオ。
ちなみに、写真は1人前です(笑)。
丸ごとの野菜を、オリーブオイルと塩で食する1品。
それゆえに、野菜が古いとアウト。
セロリも、人参も、きゅうりも、アーティチョークも、
バリバリと豪快に食べる、素材を100%活かした野菜サラダ。

秋限定のスキアッチャータデルーヴァ。
葡萄の収穫時期だけ食べれる焼き菓子。
通常は種入り葡萄を使うので、
オーブンで焼かれた種がカリコリと香ばしくて、
それはそれで好きだけど、ここでは種無し葡萄を使っていました。
熱された甘酸っぱい葡萄と、モニュって感覚のパンが旨かった。
でも、もうお腹がいっぱ~い。
3人で1つを注文して正解でした。