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5月音楽祭コンサート

4月末から開催されていたフィレンツェの5月音楽祭は、昨日、7月2日を最後に幕を閉じました。 わたしは6月と最終コンサートと、2回行ってきました。 どちらもクラシックコンサートでしが、日常の時間から切り離された、特別な時間を堪能してきました。

偶然、どちらも「レクイエム」でちょっと重たい暗めの楽曲でしたが、やっぱり生演奏は違いますね。心にビンビン響きます。

こちらは、フィレンツェのコムナーレ劇場前の様子。スーツやドレスを着込んだ紳士淑女多し。なんか好きだな~ この雰囲気。 始まる前のワクワク感。 


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こちらは開演前の様子。この日の指揮者はムーティ氏。 
終了後は拍手喝采がなりやみませんでした。

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こちらは5月音楽祭の最終日。7月2日の様子。この日はボーボリ公園での野外コンサートでした。 この日の指揮者は5月音楽祭の首席指揮者ズービン・メータ氏。ちょっと彼について調べてみたら、2008年に第20回高松宮殿下記念世界文化賞の音楽部門を受賞されたようです。 演目はヴェルディの「レクイエム」。ヴェルディらしいドラマチックな厚みがありました。 


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開演前にメータ氏からお話しがあり、ラクイラの地震、そしてヴィアレッジョで起こった爆発事故で亡くなった人達のために、そして残された家族へ、このレクイエムを捧げるために演奏します。だから、公演終了後は拍手なしで、無言でご退場ください。 とおっしゃられました。

ヴィアレッジョには相方の家族の海の家があり、時間ができると、フィレンツェを離れてちょっと息抜きに行く場所なので、わたしもショック状態。 小さな街だから、お隣近所が知り合いの街。ヴィアレッジョの住人にとっても、精神的に厳しい夏となることでしょう。

そしてメータ氏の言葉通り、演奏終了後に誰も拍手をすることなく、それぞれが帰路につきました。

コンサートの後は、晴れた夜で気持ちが良いので、ミケランジェロ広場へ。 あ~清々しい夜。 気持ちよい。


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コンサートは 「よし、行くぞ!」と重たい腰を上げるまでが大変だけど、一度行ってしまうと病みつきになるかも。いままで、かなり自分の動きが鈍かったけど、秋からはまたいろいろなコンサートが始まるから、こまめに動いて、心の洗濯をしようかな。 






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[ 2009/07/04 00:07 ] @展示会やコンサート | TB(0) | CM(2)