いままで紹介したトスカーナの村は、イタリアの地図でやっと見つけられるくらいの小さな村。 今回ご案内するのは、丘の高台にある、ちょっとだけ大きめな村、「カーゾレ・デ・エルザ」。 エルザはこの地区に流れる主要な川の名前から来ています。 サンジミニャーノからは車で約30分。
丘の高台にあって、村の中心地区からは、こ~んな風景が見渡せます。 鳥になった気分。
この村では、いろいろな彫刻が暮らしのなかに生きています。 これは恋に落ちた若いカップル。 う~ん。 彫刻じゃないみたい。 普通にイタリアの生活で遭遇する風景。
公衆電話だって、ほら、こんな風にカラフルなタイルでデコレーションされています。

小さな男の子が首をかしげていますが、見つめている、その彼方には....?
ちょっとお澄ましした女の子がいるのでした。

微妙な距離にいる、お互いにちょっと気になる、男の子と女の子 (笑)。

なんでもない、こんな小さな路地が可愛らしい。 塵一つない。
住民がこの村を愛して大切にしているんでしょう。

玄関先にはこんな風に、美しく季節の花で飾られています。

左右対称だけど左右非対称のアーチ。

改装に改装を繰り返し、歴史が積み重ねられた中世の教会。

ああ、春の村って感じ。 花が元気、空が元気 ♪ 煉瓦積みの建物が良く映える。

聞こえてくるのは、ランチのあとのカフェを入れる音の風の音。 とっても静かで、猫もベンチでうたた寝。 イタリアでは「プリマヴェーラ・ドルチェ・ドルミーレ」という諺がありますが、日本語では「春眠暁を覚えず」。 春に眠たくなるのは世界共通なんですね。 そして猫も世界共通でひなたぼっこ。