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「マッジョ・ムジカーレ・フィオレンティーノ」。 日本語で「フィレンツェ5月音楽祭」。毎年4月末からクラシック、バレエ、オペラなどのコンサートがフィレンツェのコムナーレ劇場をメインに開催されます。 世界のレベル高いアーティストが数多く出演し、バレエやオペラでは斬新な舞台演出がなされることでも有名。
4月2日は切符販売初日。イタリア時間で今日がその日でした。電話、劇場窓口、インターネット、チケットオフィスなどで購入可能。 わたしは怠惰に(笑)インターネット予約を選択。午前10時から受付開始。でもさすが(?)イタリア。約15分遅れて販売が開始されました。 普通のコンサートなら10分もあれば充分に切符購入が完了するのに、なかなかサイトに入れなくて購入までに要した時間は約1時間!
サイトには「アクセス数が許容範囲を超えたので、しばらくしてからアクセスし直してください。」とのメッセージ。 では電話は? と思いきやこちらもず~っと話し中。まるで人気アーティストの電話予約みたい。。
イタリアでは、日本のようにテレビやラジオを介して大々的にコンサートの宣伝をすることはほぼありません。留学当初は、みんなどこでなにを見て情報を入手しているのか不思議でなりませんでした。そして少しずつ、受け身でなく自分で情報を探さないといけないことを体得したのです。探せばフィレンツェでは毎日なにかしらの催しが開かれていて、知っていれば、この歴史に閉じ込められたような街で、文化的に面白いことに参加できます。
わたしは日本にいる頃はクラシックコンサートはなんとなく敷居が高く感じて行ったことがありませんでした。でもここフィレンツェでは、教会で無料もしくは5ユーロくらい払えば、クオリティの高いクラシックコンサートを観ることができるのです。生の演奏の美しさ素晴らしさを経験して、クラシックを観る楽しさを覚えました。
今回の5月音楽祭では、6月29日の指揮者リッカルド・ムーティと若手の音楽家で構成されたケルビーニ管のコンサートのチケットを入手。すごく楽しみ!カジュアルでは行けないので正装していかなければ。 それも楽しみの1つです。
音楽祭の最終日7月2日には、21時30分からボーボリ公園で1985年からずっと首席指揮者を務めているズービン・メータの指揮のもとオペラ作曲家ジュゼッペ・ヴェルディのレクイエムが演奏されます。去年はシニョーリア広場で閉会コンサートが開かれ、そのときは無料でしたが、たぶん今回も無料でしょう。この時期に来られる方はぜひ足をお運び下さいね。 きっと素晴らしい演奏を聞けますよ♪
コムナーレ劇場のオフィシャルサイト:http://www.maggiofiorentino.com/ 関連ブログ: 教会でのクラシックコンサート
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