
まずは浴槽に色を置きます。
簡単そうですが、均等に色を散らすのが難しい。

色を縦に切りながら混ぜ合わせます。速度が命。

さて、ここから模様付け開始。
色々なタイプの櫛があり、間隔が狭いもの広いものさまざまです。
どれを選ぶかは、作り手次第。

じゃじゃ~ん。すごいでしょう!
マーブル紙作りで一番楽しい工程じゃないかしら。
タイプの違う櫛を使い分けることによって、様々なデザインが作れます。

水面に模様が完成したら、紙で吸い取ります。
紙の内側に空気が入らないように、そ~っと慎重に、かつ、素早く。

数秒間置いてからスルスルっと浴槽から紙を引くと、こんな風に模様が出ます。

こんな風に櫛を使わなくても作れます。
これは百合模様。きれ~い。
色作りから始まり、配色も模様も、すべて綾さんが一人で作業を進めていました。
今回は師匠は脇でちょっと助言をするだけ。
年齢も言葉も違うのに、でもなんか通じちゃう、国を超えた師匠と弟子。
見ていて微笑ましくなりました。
マーブル紙体験は初心者からできます。
興味のある方はわたしまでお問い合わせくださいね。
ここで綾さんの本をちょっとご紹介。
イタリアで食べ歩いたメニューやレシピが自筆のイラストで紹介されています。
もちろん、表紙のマーブル紙も綾さんが前回作ったもの。
興味のある方はぜひご覧くださいね。
レストランのメニューデザイン等も手がけています。
イタリア 小さな食の美術館
著者:AYA SUGIURA
ISBN 978-4-88519-308-8 C0026
定価 2,857円+税