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面白い記事を見つけたのでご紹介。1700年代にイタリアのファーストフードとしてパスタが登場してから約300年。最初は庶民の、特にナポリでは街角で茹でたパスタにチーズと胡椒をシンプルに和えたものが売られていました。その当時は手で食べていましたが、ジェンナーロ・スパダッチーニなる人が4つの歯を持つフォークを使い始めてから、貴族の間でもパスタが広まったそうです。
現在のイタリアでは、パスタ文化がなかったフィレンツェを含めて、全土でいろいろなパスタの種類を食べれますが、50年代から序所に増えていったレシピらしいのです。
例えば、 50年代: マカロニのラグー(ミートソース)和え
60年代: ブカティーニ(中が空洞のロングパスタ)のアマトリチャーナ和え
スパゲッティ・アラ・プッタネスカ (ケッパーとベーコンとペコリーノチーズをトマトソースで煮込んだもの)
70年代: ペンネ・アラ・アッラビアータ (ニンニクとトウガラシで和えたパスタ)
80年代: アーリョ、オーリオ・エ・ペペロンチーノ (ニンニクとトウガラシで和えたパスタでも、こちらはロングパスタ)
ファルファッレ・アル・サルモーネ (蝶々の形のパスタをスモークサーモンと生クリームのソースで和えたもの)
90年代: ペースト・ジェノヴェーゼ (バジリコ、松のみ、パルミジャーノのソース)
インサラータ・フレッデ・ディ・パスタ (夏に食べる、フレッシュトマトとバジリコにオリーブオイルなど、熱を通さないサラダ感覚のパスタ)
00年代: トンノ・スコッタート・コン・アチェートバルサミコ・エ・ヴェルドゥリーネ・ディ・スタジョーネ 長い名前じゃ。 (焼いたマグロにバルサミコ酢と季節のお野菜を合わせたソースで和えたパスタ)
などなど。ほ~。年代ごとのイタリア人の嗜好が分かります。トマトソースがメインのものから、トマトソースを使わない白パスタ、そして年代を追うごとに野菜がパスタのソースとして序所にランクを上げています。だんだんヘルシー嗜好になっているんですね。みなさんはどんなパスタがお好きですか?
参考文献:NEWS by Esselunga
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