|
今月はアレッツォでアグリツーリズモの見本市が開催されました。トスカーナ地方を中心にイタリアの北から南まで、果てはスペイン等の欧州の国々も参加。3年前に行ったときは、あまり参加数が多くなく、う~ん今イチと感じて、行こうかどうか迷ったけど、そんな迷いは、一歩足を踏み入れて吹き飛んでしまった。良かった~来て♪
アグリツーリズムのパンフレット等が置いてあるだけと思いきや、それぞれの州が趣向を凝らし、物産品や工芸品を披露したり、できたてオリーブオイルを試飲させてくれたり、伝統食をたっぷり試食させてくれたり、500メートル歩くだけでも30分かけてしまった。
はっ!と気づいたワタシ。今回は試食とか試飲とかじゃなく、各州のアグリツーリズモで面白いのがないかなあ、良いのがないかなあ、と探しに来たことを思い出し、我に返りました。仕事しなきゃ。
それにしても、イタリアはひとつの国だけど、これほどに地方色が濃いのも珍しいのでは。衣食住、そして、歴史、文化、それぞれに特色があって面白い。イタリア中を旅行しても飽きないのは、そんなところから来るんですね。
今回はそのなかでも、カラブリアのショータイムに遭遇したので、イタリアの足先、カラブリア地方にスポットライトを当てましょう。行ったときには、おじさん達が慣れない手つきでチーズやラサミを切り分けていました。このとき、すでに試食する気満々のイタリア人がこのテーブルを囲んでいましたが、わたしは背が低いのでスイスイと先へ進み、最前列をゲット。ふふ。
お腹のぽーんと出たかっぷくのいいおじさまが、きっと仕切り人でしょう。テーブルセッティングの指示を出していました。
隣では、おばさまが手作りパスタの実演をしています。こんな木製の器を使ってパスタを作っていたんですねえ。なるほど。
待ち時間を利用して、カラブリアの伝統音楽と踊りを継承している若者達のお披露目。女の子の情熱的で激しい踊りと、民族音楽が一体となり、カラブリアの風土を肌に感じるよう。とっても良かったです。その間にも着実にテーブルに隙間なくカラブリアの伝統食が並べて行く様子。
試食タイムはすごかった。上下左右から手が伸びて来て、命からがら群衆から逃れました。もちろん、テンコ盛りの試食皿を手にして(笑)。 カラブリアはトウガラシを良く使うので辛いものが多いけど、フレッシュトマトは絶品でした。
スポンサーサイト
| HOME |
|
|