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メルカターレ・イン・サンタクローチェ広場

11月はヴィーノノヴェッロ、オリーブオイル、栗、茸と、秋の風物詩でいっぱいです。 
今年のオリーブオイルは美味しいそうですよ♪

さて、先週11月1日(土)は祝日でした。Tutti Santiといって、全聖人の日。イタリアでは、毎日聖人の名が付けられています。そう、365人の聖人がそれぞれ自分の日を持っているのです。でも、ながい歴史の間、365日間に入りきれなかった聖人達がいます。そんな聖人をひとからげにしてお祝いするのが、この日です。 

ちなみに、翌日の11月2日は死人の日。日本のお盆と一緒で、家族のお墓参りに行きます。毎年この2日間は雨が良く降るのですが、今年は2日間とも、ちょっと曇りだったけど、雨は降りませんでした。

祝日、そして、あと2月でクリスマス。この季節、イタリアではあちこちで村祭りやマーケットが開かれます。

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いろいろなマーケットが開かれるなか、先週の土曜日はサンタクローチェ広場で開かれたメルカターレへ行ってきました。 農家の人達が直売する青空市場です。 スタンドがだいたい50店並び、ハム類、チーズ、蜂蜜、栗お菓子、果物、オリーブオイル等々が並びました。

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ちょうどお昼時ということもあり、スタンドの前にはひとヒト人。ちなみに、建物の間に見える塔は、ヴェッキオ宮殿です。

これは、シエナの豚「チンタセネーゼ」で作った中世風フィノッキオーナ。フィノッキオーナは、トスカーナのサラミで、黒こしょうの代わりにフェンネルの種が入っていて、サラミと言いつつ、肉が柔らかい。 この中世風フィノッキオーナは、ちょっと油身が多し。でも甘くて旨かった。

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これは、生でも食べれるソーセージ。豚の肉だけど、胡椒や塩でちょっとマリネ状態にして、フレッシュな肉を腸詰めにします。色が黒目なのは、チンタセネーゼだから。通常はもっとピンク色をしています。

最初にこのソーセージの存在を知ったときはショッキングでした。だって豚の生肉を食べるんだもの。恐るおそる食べてみると、甘みが口のなかにひろが~る。おいし~い。 新鮮な生肉ってこんなに甘いんだと感心したのを覚えてます。お肉やさんや高級食材店で購入可能。かならず生で食べれるくらい新鮮かを聞くことを忘れずに。

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これは、フェガテッリといい、豚のレバーを低温で揚げて、月桂樹の葉っぱで挟んだら紐でクルクルと巻き、それを、豚のレバーに漬込みます。そうすることで、空気に触れずに酸化を防ぎ、保存食として日持ちがするのです。冷蔵庫がない当時の素晴らしき知恵。

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広場では、こんな人形劇もやっていました。素朴て可愛かった。

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こちらはチーズ各種と蜂蜜。おばさんの右手にある、くり抜かれたような大きなチーズは羊のお乳で作ったゴルゴンゾーラ。本来は牛のお乳で作る物だけど、こちらの羊のゴルゴンゾーラは、軽めな舌触りで臭みが少なく美味しかったです。

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最後は、生ハム。チーズと同じスタンドに、ご夫妻で参加していました。

先に順番待ちをしていた、女性の手がチラチラ見えてちょっと見づらいですが、おじさんが、手で丁寧に薄く均等に生ハムを切っている姿です。色も艶も美しい。もちろん、味もグッドです。











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[ 2008/11/04 20:20 ] @ 美味なるもの | TB(0) | CM(0)