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10月7日(火) 天気:曇り&雨 最高気温:22度 最低気温:2度
先週の金曜日は雨降りで、ただでさえ今年は寒くなるのが早いのに、さらに気温がぐっと下がり、わたしを含め、周囲は喉痛、咳、鼻水と3大風邪症状に悩まされています。今年の秋は日本の方が温かいかも。そんなんで風邪の絶頂にあった土曜日はアヒルの競争を見に行くことができなかった。 あ~ 残念!
さて本題です。イタリアには聖人がたくさんいて、フィレンツェにとっての大切な聖人もたくさんいますが、10月8日はその聖人の1人、「聖女レパラータ(サンタ・レパラータ)」のお祝いです。
サンタ・レパラータ(聖女レパラータ)って誰? ー 今のフィレンツェの守護聖人は聖ヨハネ(サン・ジョヴァンニ)ですが、その前はこの聖女レパラータが守護聖人として祭られていました。
時を遡り406年。フィレンツェは、北ヨーロッパから南下してきたゴート族の侵略を受けて包囲されていましたが、ローマ人司令官スティリコーネの助けを得て、包囲を解除、勝利し自由を得ました。
もしこのときに勝利していなければ、フィレンツェも他都市と同様に、北ヨーロッパから蛮人がやってきて略奪崩壊されただろうと考えられるので、とても大切な勝利だったんです。そしてそのときに、聖人として崇めたのが聖女レパラータでした。
この勝利があったからこそ、いまでも私達は古代ローマ人が建国したフィレンツェの面影を見ることができるのです。
フィレンツェのドゥオーモが建つ前は、この聖女のための教会、サンタレパラータ教会が、フィレンツェで最も大切な教会でした。 いまでもドゥオーモの地下には、その遺構が残されていて、ローマ風モザイクの床などを見ることができます。そしてドゥオーモ正面門の左側には聖女レパラータが飾られています。
1999年、フィレンツェ市では、このフィレンツェの歴史の1つを忘れないようにと、聖女レパラータが教会へ奉納された10月8日を聖女レパラータの日と公言し、お祝いすることになりました。
10月8日の宗教行事日程
17:00 ヴェッキオ宮殿からドゥオーモまで行列が行われます。
17:50 ドゥオーモで聖女レパラータのために蝋燭を奉納。
18:00 ドゥオーモでミサが開始。ミサのときは信者以外は入れません。
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