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9月28日(日) 天気:快晴 最高気温:約22度 最低気温:約4度
今年もやってきました。フィレンツェ中心街で行われるワイン祭り。アルノ川の向こう側、オルトラルノ地区の3つの広場を使って、トスカーナ地方のワインが試飲できます。今年は北イタリアのフリウリヴェネツィアジュリア地方からも来ていて、去年よりも規模は若干大きめ。
26、27、28日の3日間行われていて、わたしは初日に行きたかったのですが、どうしても時間の調整がつかなかったので、日曜日に行ってきました。行ったときはランチ時間ということもあり、ワイン試飲よりも食べ物屋が繁盛していてトラットリアやパニーノ屋は人がいっぱい。
サントスピリト広場では、薪で焼いたパン、生ハムやサラミ、蜂蜜、オリーブオイルなどを直売するメルカターレという小さな市場も出ていました。これはまだ人だかりができる前のメルカターレ。30分後には屋台が見えないほどに。。
パニーノをほおばる人、日光浴を楽しむ人、酔っぱらっている人で、サントスピリト教会の階段はベンチと化していました。
サントスピリト広場を冷やかしたあとは、パッセラ広場へ。ここではオープンテラスのトラットリアが大繁盛していましたねえ。写真の奥に見えるのはワインの試飲をしている人達。
そして最後はメインのピッティ広場。わたしが行ったときにはまだ人もまばらでした。そうよね、みんなランチ中だもの。
直射日光が当たってワインが温かそう(笑)。知り合いのソムリエと話したら、そうなんだよ。参っちゃうよねえ。なんて言いながら机の下や日陰になりそうなところに、せっせと移動させていました。ピッティ宮殿の前という場所がら、外国人もいっぱい。ピッティ宮殿は無料開放だし、広場ではワイン祭りしているし、この日訪れた人はラッキー♪
今日は17時でおしまい。すでに用意していたボトルがなくなって引き上げたワイナリーもいたりして。「みんなありがとう。たくさんの人が来てくれたのでワインがもうなくなりました。」と書いてあります。
ランチ時間が終わり、だんだんと人が増えて来た。すごいすごい。たくさん人が押し寄せてきた。みんな赤ら顔で楽しそう。
午前はCorri la vita、午後はワイン祭りとピッティ宮殿。この日は久しぶりにフィレンツェ中心街で充実した日曜日を楽しみました♪ 参加した人達も、楽しそうにみんなニコニコしていて、素敵な週末をオーガナイズしてくれたフィレンツェに感謝です。
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9月28日(日) 天気:快晴 最高気温:約22度 最低気温:約4度
寒いっ。まだ9月なんて信じられない。去年の今頃は海で泳いでたはずなのに、今年はすっかり衣替えも済ませてしまいました。 日中、日が射しているときはTシャツで良いほどなのに、朝晩はすごく寒い。室内はそろそろ暖房が必要なくらい底冷えしてます。寒暖の差が激しいから、あちこちで喉が痛いとか、寒気がする。とか、風邪やインフルエンザの兆候を訴える人多数。 わたしも気をつけなければ。
この日は快晴で、Corri la vitaに参加した人は約1万2千人いたそうです。カップル、友達同士、家族連れ、それぞれが自分達のペースで約3キロを歩きぬきました。もちろん走っている人もいましたよ。
ミケランジェロ広場の丘まで行ったりと、坂道を登ったり下ったり、歩き慣れない人は結構ハードだったかも。でもお天気がよかったから、みんなリラックスしてワイワイ楽しそうに参加してました。
そしてゴールのサンタクローチェ広場では参加景品として、クリスマス飾り、バスバブル、子供用のノートなどが渡されました。
この日と土曜日は、アルノ川を超えたオルトラルノ地区にあるピッティ宮殿は無料開放をしていて、ボーボリ公園、パラティーナ美術館、銀器博物館、近代美術館など、全開放。太っ腹なフィレンツェ。
普段はトスカーナへ遊びへ行く人達も、この週末は、フィレンツェ中心街で過ごした人が多かったんじゃないかなあ。 みんな楽しそうでした。 わたしも楽しみました♪
9月25日(木) 天気:快晴 最高気温:22度/最低気温:5度
今回はストライキ情報をお知らせします。この時期はイタリアでは公共交通機関そして空港や航空会社がストライキをする時期なんです。イタリアってば本当に。もう。
まず9月26日(金)は朗報です。 ミラノ中心のストライキは回避されました。平常運転です。
9月30日(火) ミラノを中心として18時から22時まで公共交通機関が ストライキをすると宣言しています。回避できるかどうかは不明。
10月12日(日)~13日(月) イタリア鉄道 10月12日の21時から10月13日の21時までの24時間。 回避できるかどうかは不明。この時期にいらっしゃる方は要確認です。
10月28日(火) 空港 ミラノのリナーテ空港とマルペンサ空港、そしてローマのフィミチーノ空港で 12時から16時まで4時間のストライキがある予定です。
イタリアでは戦後、従業員の対応を改善することを目的に、いくつもの労働組合が結成されました。そして彼らがいまも、会社の上役と従業員との橋渡しをしています。Sciopero(ショーペロ)という、日本語でいうストライキの決定はこの労働組合にあります。
従業員各自が自分の信じる労働組合に入りますが、その組合がストライキを起こすことにより、そこに所属している従業員もストライキをすることなります。そのために、ストライキと一口に言っても、する人もいれば、しない人もいるという、バラツキがでてきます。それは、所属する労働組合がストライキするかどうかによるからです。
大きな労働組合や、ほとんどの労働組合が意見を分け合いストライキを決定するとなると、国単位の大きなストライキになってしまうことがあります。反対に小さな、もしくは少規模の労働組合がストライキを決行した場合には、機能しないものと、通常運行するものとに分かれます。
そして、ストライキをすると従業員は仕事もしないで休むからいいなあ。と思いますが、ストライキに参加した従業員は、その分のお金をお給料から天引きされます。だから、彼らにとっても、一応、自分達の意思をかけた幹部との交渉となるわけです。
ここ1ヶ月のストライキがどの程度の規模になるかはまだ未定なので、回避される可能性もあります。 ああ、なんとかストライキが回避されますように。
9月24日(水) 天気:快晴 最高気温:22度/最低気温:5度 (室内は寒いっ)
今週末の9月28日(日)は、乳がんと闘う患者支援組合が主催する「CORRI LA VITA」があります。CORRI LA VITAって、日本語では「人生を走り抜こう」という意味合いになるのかしら。
スポーツを介した慈善活動で、今年で6回目。参加料金は1人10ユーロ。それぞれが自分のペースで走ったり歩いたりして、この活動に参加します。ルートはフィレンツェの東側に位置するサンタクローチェ教会を9時30分に出発して、ミケランジェロ広場、そしてサンニコロ通りまで行って、サンタクローチェ教会に戻りゴール。
その間に、ルネッサンス時代の住居を模したホルン美術館と、「Shorai Teien」という日本庭園もあり通常はバラの咲く5月頃に期間限定でオープンされるバラ庭園に、参加者は無料で入場できます。
集まったお金は、デジタル方式の乳房撮影機械をフィレンツェの総合病院「カレッジ」に寄贈しするなどして、乳がんの予防、定期検診、早期発見、患者の肉体的そして精神的負担を軽減することなどを目的に使われます。
そして、この活動のために製作されたTシャツが参加者に渡されます。ロゴのデザインはフェラガモから受贈されました。表がこれ。
 裏がこれ。  さすがフィレンツェ。フェラガモかあ。この日は晴れるといいなあ。
9月22日(月) 天気:晴れ 最高気温:22度くらいかな
フィレンツェの中心地区はその地区の住民と商業目的以外では一般車の乗り入れは禁止されています。でも車が好きなイタリア人は市街と中心地区の境界までマイカーで乗り入れています。雨の日は最悪。ただでさえ道路の循環が良くないのに、普段使わない人まで車を使うから、環状線全部が麻痺して遅々として動かない渋滞に巻き込まれます。それに輪をかけて、路面電車Tranvia(トランヴィア)の工事もしているから、最悪の状況に。
交通渋滞と排気ガスを減らすために、たまにイタリア全土で自転車を使おう運動が行われます。この日もそんな日だったらしい。わたしはバスはいつ来るか分からない。いつストライキにあうかわからない。そんなストレスを感じるのが嫌なのと、颯爽とどこへでも行けるので、雨の日も風の日も(笑)、いつもチャリ。
交差点で信号待ちをしていたら、突然笑顔で「自転車を使っているあなたへ。感謝の気持ちを込めて。」と言われ、チョコレートとパンフレットを渡されました。なんか、月曜日の早朝から嬉しい気持ちになりました♪ パンフを見ると「IKEA」のロゴが。コラボしているんですね。やるな~IKEA。
9月19日(金) 天気:雨 現在の気温:16度
アメリカやイタリア以外の欧州では日本食はかなり前からメジャーになっていましたが、イタリアに日本食ブームがやってきたのはここ数年。 私の周囲のイタリア人も、日本食が好きな人多し。 日本食に代表されるのは、SUSHIと天ぷら。まあ、王道ですね。
フィレンツェにもここ1年ばかりで至る所にお寿司以外にも色々な日本食が食べれるお店が増えました。そのほとんどが中国人経営です。恐るべし中国人パワー。 大きなスーパーだと、フィレンツェでもお寿司を売られるようになりました。凄いなあ。 でもちょっと乾き気味なので、わたしは怖くて買ったことがなく、お味のほどは分かりません。食べたことのある人、教えてくださいねえ。
近所にエッセルンガというスーパーマッケットがあり、毎月小冊子を発行します。なかなか面白いので毎月お持ち帰りをしますが、9月号のタイトルはSUSHI。 おお!
そしてページを開くといきなり「サヨナラ」の文字が。「なぜ?」。イタリアで最もメジャーな日本の言葉は「コンニチハ」と「サヨナラ」なので、タイトルにあまり意味はなさそう。「日本っぽい」イメージが大切なんでしょう。
ちゃんとお寿司の作り方と種類が写真付きで説明されています。この作り方を見ながらお寿司を作るイタリア人もいるのかなあ。ふふ。ちょっと想像すると可愛いかも。
9月18日(木) 天気:快晴 今日の最高気温:24度
クラシックコンサートというと、ちょっと固いイメージがありますが、フィレンツェでは、劇場に行かなくても気軽に聞けるコンサートがあちらこちらで開催されています。
オーケストラ・ダ・カメラ・フィオレンティーナ(ORCHESTRA DA CAMERA FIORENTINA)もその1つ。1981年に設立されたフィレンツェのオーケーストラで、3月から10月にかけて、フィレンツェ中心街にあるオルサンミケーレ教会とバルジェッロ美術館でコンサートが開催されます。
彼らのコンサートも今年はあと2回を残すばかり。9月28日(日)と9月29(月)、そして10月12日(日)と10月13日(月)。
場所は、どちらもオルサンミケーレ教会です。中世時代に建設された建物で、その当時は食料保存倉庫として、その後は教会として現在もその機能を果たしています。 約700年前のフレスコ画や聖母子像の絵が保存されている歴史ある美しい教会で、本物のクラシックコンサートをお手軽に聞けるフィレンツェの懐の深さに、いつも感心してしまいます。
この時期にフィレンツェへいらっしゃる方はぜひお立ち寄りを! わたしは日本ではちょっと敷居が高そうで、クラシックコンサートへ行ったことがありませんでしたが、このオーケストラ・ダ・カメラ・フィオレンティーナのコンサートに何気なしに行ったことで、クラシックの世界がちょっぴり近くなりました。
9月28日(日)と9月29(月) ベートベン、メンデルスゾーン、モーツァルト。
10月12日(日)と10月13日(月) ベートベン、シューベルト。
時間:21時から チケット:15ユーロ/枚 会場で直接もしくは教会の外にあるチケットオフィスで購入可能です。
去年のものですが、コンサートの模様をYou Tubeから。フィレンツェへ来れない人も、これでちょっとだけ味わえるかな?
9月16日(火)
ローマへ行った目的の1つは、バリスタのインターンとして研修をしているMさんに会いに行くこと。彼女は8月から3ヶ月間に渡りバールに入っています。9月にバールの経営者が換わったので新しい経営者に挨拶をするのと、かれこれ1ヶ月経ったので、どうしているのかな、と実際にMさんの生の声を聞き行きました。
彼女は日本の大学でイタリア語を勉強しているので、まず言葉の問題は心配せずに大丈夫。彼女を見つけてカウンターへ行くと、隣にいたおばちゃんが、「Mちゃん、カフェお願いね。」と常連さんらしく彼女の名前をご指名で注文し、彼女もテキパキと仕事をこなしていて、すご~いと感心しきりのわたし。
新しい経営者は若いカップルで、たくさんアイディアを持っていて、やる気満々。笑顔も素敵。彼女達なら、Mさんをフォローして育ててくれそう。
Mさんは、最初はどうしよう。できるかなあ。と不安がっていたのに、やっぱりこの仕事が好き。と笑顔で応えてくれて、わたしもとても嬉しい気持ちになりました。 あと1ヶ月半。 がんばって素敵なバリスタになってください!
9月16日(火) 天気:快晴 気温:33度くらい
久しぶりにローマへ行ってきました。なんて言うのかなあ、テルミニ駅はちょっと暗くて人が多くてあまり好きな場所ではないけれど、地下鉄なりバスなりで中心街へ降り立つと、晴れ晴れ~とした気分になります。
フィレンツェに比べると、空が大きくて青さが目にしみる。それはきっと建物が縦長じゃなくて、空へ向けての視界が広がっているからだと思う。それに1つ1つの建物がでかい! さらには、バロック時代の装飾が後押しして、大地にデンと腰を下ろしている感じ。迫力あり。
ローマに来ると、フィレンツェってなんて小さな街なんだろうとしみじみ実感。だってこんな建物が至る所に目に付くんだもの。
 1つの面を取ってもこれだもんねえ。  一応、1日公共交通機関乗り放題のチケット(4ユーロ)を購入したけど、この日は久しぶりのお天気だったので、ポポロ広場からヴァティカン市国までテベレ川に沿ってブラブラと歩いて行きました。そこで出会ったサンタンジェロ城。
そして辿り着いたヴァティカン市国。さすがに、すごい人とバス。何度も来ているけど、来るたびにこの広場の大きさに圧倒されます。設計したベルニーニ凄いなあ。実はお父さんはフィレンツェ人なのよねえ。と、ここでフフ、ちょっとだけフィレンツェ贔屓。
どうしたことか、ローマへ予定時刻よりも10分も早く到着。ええっ、トレインイタリア(イタリア鉄道)ってばどうしたの?! きっとなにかあるに違いない。 こんなにスムーズに事が運ぶはずがない。予想外の「良いこと」があればあるほど、不安になるイタリア。
そして帰り。フィレンツェには45分も遅れて到着しました。 ああ、やっぱりねえ。どこかで辻褄が合うのよねえ、と悲しい安堵がよぎったのでした。
9月13日(土) 天気:雨 気温:20度くらい
今までずっと良い天気だったのに、金曜日に雷と雹が降って来てから、一挙に気温が下がり夏から初冬にワープしたみたい。寒いっ! 週末もそんな感じで雨降りでした。
9月のトスカーナ地方は葡萄収穫の時期。あちこちでワインのイベントが開催されるけど、グレーヴェインキャンティのキャンティクラシコ試飲会もその1つ。 寒い中、雨降る中、行ってきました。 これで青空ならもっと色が綺麗なんだけど。 キャンティへ向かう途中で撮った葡萄畑。
今年で18回目。 毎年ながらすごい人。 イタリア人もいるけど、ドイツ人、フランス人、スペイン人、アメリカ人と、国際色が豊か。みんなグラスを片手に顔を赤くして楽しそう。グレーヴェインキャンティ町の三角形の広場いっぱいに、ワイナリーがそれぞれブースを持って、約3種類のワインから希望のものを試飲させてくれます。
そのほかに、今回参加したワイナリーと参加しなかった(できなかった?)ワイナリーのワイン100種類くらいをずらっと並べて、希望の番号を指定して試飲する方法もあり。
ブースを持っているワイナリーとは直接に会話もできて、どんな人が作っているのか知ることも出来るので、わたしはまずブースへ。何件か試してみて、今度訪れようと思ったところ2件と出会えました。まずまずの収穫でしょう。
さて、いざ、100種類のワインが揃っている大きなブースへ。おっ、結構人が群がっている。どのワインを試飲しようかと、リストとにらめっこしたり、周りの意見に耳をダンボにしながら、20種類は試したかな~。 でも、もう無理。 なにがなんだか分からなくなって来たので、ここで止めときましょう。
この日は天気が悪かったけど、暑すぎるとワインの気温が上がってしまって味が変るので、このくらいの気温で丁度良かったのかも。
今日の天気:ちょっと曇り 今日の最高気温予定:35度
経営者が代わって以前よりも美味しくなったとの噂を聞きつけたので、早速行ってきました。ちょっと中心街から外れた小さなトラットリア。 座席数は最高40席くらいかなあ。
メニューは少なくて、リグーリア地方の料理が多かった。きっと料理人がこの地方の人なんでしょう。リグーリア地方はトスカーナ地方の上にあって、ジェノヴァやチンクエテッレで有名な海沿いの地方。
アンティパストでは、いわしとモッツアレッラチーズのオーブン焼きが美味しかった♪ ムール貝を茹でたものもあったけど、写真撮るの忘れちゃった。はっと気がついたらもう空になっていた。ああ。
プリモはバジリコの葉をベースに作ったジェノヴェーゼソースに、小さく角切りにしたじゃがいもとさっと茹でたインゲン豆を合えたもの。 普段は味がキツくてあまり食べないジェノヴェーゼソースだけど、ソースにほんのり甘みがあって、さらにじゃがいもとインゲン豆が味を軽やかにしていて、あっと言う間に平らげてしまいました。
セコンドはカジキマグロのソテー。おっ、ソテーの上に文字が書いてある。確かに色付きのソースなんかをかけない限り、マグロって焼くと白っぽくて見た目はなんとなく味気ないものね。なかなかのオリジナル。中はちょっとだけ半生になっていて、わたしは醤油かけても美味しいだろうなあと思いつつ、美味しいオリーブオイルをかけて頂きました。
オーダーは、アンティパスト、プリモ、セコンド、ドルチェを1皿づつ注文して2人で分けました。お腹いっぱい。グラスワイン1杯と水を含めて、2人で60ユーロなり。 外食代が高いフィレンツェでは、これだけ食べて若干安い感じ。しかもお魚料理も含まれているし。お勧めで~す。
Pane & Olio via Faentina 2r, Ponte Rosso, Firenze 055. 488381 月曜日閉店
毎年9月8日は、フィレンツェのドゥオーモ建設日を祝して、普段は閉じられているテラスへ登ることができます。今年はすでに過ぎてしまったけど、来年この時期に来られる人は要チェック。
その代わりに普段は入館できるドゥオーモ内部、クーポラ、ジョットの鐘楼、洗礼堂にはすべて閉館になるので、お気をつけて!
新しいドゥオーモを建設するために初めて礎石を定めたのは、1296年9月8日のこと。キリスト教ではマリア様の誕生日が9月8日と言われており、このドゥオーモはマリア様に捧げる大聖堂「サンタ・マリア・デル・フィーレ(花の大聖母堂)」なので、その日を選んで最初の建設工事を始めました。
この日だけは、ドゥオーモのファサードに青い旗が掲げられます。下の写真がそれ。

← その旗を拡大するしたのがこれ。
ドゥオーモはフィレンツェ市が建設しましたが、実際の指揮をとったのは、この当時に権力と財のあった組合の1つ、アルテ・デラ・ラナ(毛織物同業組合)でした。そう、もう気がつかれた人もいると思いますが、この青い旗はこの組合のものです。
毛織物の材料は羊毛。だから羊さんがシンボルになっています。自分達がドゥオーモ建設の監督だったんだよぉ。と言うことを、表しているんですねえ。
毎年この日は何かしら用事があって、まだ登ったことがないので、来年こそは登るぞ~!
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