路上に置かれている普通のゴミ箱。

ちなみに、箱の形は一緒で、
蓋の色別でゴミの区分がされています。
青色:一応、捨てて良いものの制限はあるものの、
微々たる良心の呵責のみで、
気軽にいろんなものを捨てれる、マルチなゴミ箱。
黄色:紙専用
水色:ガラスやプラスチック専用
* 形は箱形でなく、円錐形。
市街に行くと茶色もあり、こちらは残飯用。
なんの変哲もないゴミ箱。
でも、人によってはキャンバスに見えるらしい。

たぶん、こっちも同じ人の作品(?)と呼ぶのかどうか。

こんな、足を止めるような、
ストリート・アートばかりならいいけど、
みだらに街を汚す落書きも多し。
スプレーで落書きする人。落書きを消す人。
まるでイタチごっこ。
新しく塗り替えたと思ったら、シューっとスプレーの一文字書き。
それは電車も同じ。
車庫にいれないから、夜間に停車している電車は格好の遊び場。

Photo by la Rebubblica firenze
お客様からも、
せっかく美しい街なのに、どうしてこんなに落書きだらけ?
残念ねえ。
という意見を多々頂きます。 本当に、その通りです。
去年の電車の落書きは、サッカー場16個分だったそうです。
トスカーナ地方では、消すのにかかった費用で、
126席の2階建ての電車を1台、楽々買えるくらいだったそう。
そこで、最近登場したのが、新しい塗装薬。
薄皮一枚を貼付けるような効果があり、
電車の外側に使うと、簡単に落書きが消せるようです。

Photo by la Rebubblica firenze
これは、落書きされることを前提とした方策。
う~ん ちょっと微妙な感じがしないわけでもない。
車庫を建てるお金や土地がないのかなあ。
学校でモラルの勉強をもっと教え込むとか。
罰金を厳しくするとか。
でも、どこの国も、事情は一緒なのかしら。
せめて、落書きと思わせないくらいの、
美的芸術的センスのある
ストリート・アートを披露してもらいたいものです。
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この彫像

そして、この女性

さて、誰でしょう。
答え: ナイチンゲール
この彫像がどこにあるかというと、

フィレンツェのサンタ・クローチェ教会の中庭。
正面に見えるのは、教会内部にあるパッツィ家の礼拝堂。
ナイチンゲールは姓で呼ばれることが多いので
名は、あまり知られていませんが、
フルネームで、フローレンス・ナイチンゲール。
彼女はイギリス人。
でも、両親が新婚旅行中にフィレンツェで生まれたため、
フローレンス(フィレンツェの英語読み)と名づけらます。
→ ナイチンゲールを知りたい方はこちらからどうぞ。 フィレンツェのサンタクローチェ教会は
アッシジの聖フランチェスコ派の教会。
聖フランチェスコもナイチンゲールも、
裕福な家庭に生まれながら、その社会的地位を捨て去り、
貧しき人々や病人を助けるために、献身的に奉仕した人物。

だから、フィレンツェのなかでも、
このサンタクローチェ教会に
彼女の記念碑が残されているのでしょう。
いまはガイドのお仕事をしていますが、
10代の頃は看護婦さんになりたかった。
おっちょこちょいなので、
0型の人に、間違ってAB型の血液を輸血しちゃったらどうしよう。
注射をするのに、空気を入れちゃったらどうしよう。
不安に苛まされ続け断念しましたが(笑)、
いまでも看護婦さんに憧れ尊敬しています。
近代看護教育の生みの親と言われるナイチンゲールと
フィレンツェの意外な関係。

出口を正面に見て、向かって左側の2番目にありますよ。
1週間ほどブログを留守にしていまして、すいませんでした。
時間が経つのは早いもの。
情報は3日経っただけで、すっかり古くなってしまう。
でも、敢えて、先々週のフィレンツェをお伝えしま~す。
20日まで、フィレンツェでは、
FLORENS 2010
なるイベントがあちこちで開催されていました。
でも
何が、どこで、いつ、開催されているのか。
4 W + 1 H が皆目不明。
コマーシャル不足なのか、資料作りが今イチなのか。
真剣に情報を収集しないと、まったくわからん。
さすがはフィレンツェ。 やっぱりフィレンツェ。
そんなある日。ダビデが宙を浮いていた。

設置完了。
下から見上げると、ち~ちゃく ポチって見えるだけ。

翌日。

お~!!
大聖堂の広場に1日で芝生が!
奇跡だ !
芝生を貼る作業をお客様が前夜に見かけたらしい。
一晩でこれだけの仕事ができるなんて、
フィレンツェ人もやればできるんじゃん!
しかも。
もう1つの奇跡が。
昨日は、ポチっと大聖堂の屋根にいたダビデが
大聖堂の正面に移動している。

わたしが行ったときは、記念撮影をする人が順番待ち。
そりゃそうだ。
こんな光景、一生に一度しか見れないかも。
さらに翌日。

ダビデ殿のお通りです。

パレードを繰り広げながら運ばれた先は、

シニョーリア広場 !
旗が舞い、音楽が奏でる。
ばんざ~い ばんざ~い !

ダビデがダビデとついに対面 !!

フィレンツェを散歩していたダビデは、
コピーでプラスチック製の分身。
今回のダビデのお散歩は、
1504年に本物のダビデ像を
大聖堂の工房からシニョーリア広場に移す場面を
再現したものらしい。
本来、ダビデ像は、大聖堂に置くために、
ミケランジェロに注文されたもの。
でも、実際に出来上がると、
このダビデ像は共和国の自由のシンボル。

「大聖堂の前より、ほかの場所の方がいいかも。」
「って、じゃあ、どこ?」
「う~ん どこに置こうか。」
当時も、等身大の模型を作って、東へ西へ、北へ南へ。
しっくりいくところを、検討したらしい。
結局、ミケランジェロの要望もあり、
シニョーリア広場のベッキオ宮殿の正面に落ち着いた。
ということです。
な の で、
今回のダビデのお散歩は、置き場所を決めるために
右往左往した当時を再現した。らしい。
(でも、さすがに屋根の上には載せなかったと思うのだが。)
1504年5月1日。
シニョーリア広場へ移動するダビデ。

木組みでしっかりダビデ像を括り、車輪は、丸太で代用。
4日間かけて、ようやく到着したということです。
さらに、時は移り、1873年。
オリジナルのダビデ像は、さらに移動をして、
ようやく、アカデミア美術館に納められることになります。
規模の大きな今回のプロジェクト。
3日間だけというのは、もったいなかったな~。
大聖堂の広場の芝生も、すぐに撤去されて、もったいなかった。
白の大理石に映えて、すっごく綺麗だったのにー。
* 今回使用した写真は、下記のものです。
Corriere Fiorentino コリエレ・フィオレンティーノ新聞
http://corrierefiorentino.corriere.it/
La Nazione ラ・ナッツィオーネ新聞
http://www.lanazione.it/
Palazzo Vecchio ベッキオ宮殿のHP
http://www.palazzovecchio-museoragazzi.it/?language=it
なに気に歩いていたら
を ?!

なんだ なんだ ??!!
無味乾燥な標識の記号が、
デザインになってる~!
上手いな~
妙だな~

同じ記号でも、なにをどう加えるかで
印象がググっと変わるんですねえ

イタリア在住のフランス人、
Clet Abraham氏による作品
ガブテープを切り貼りした、ステッカー・アート
(と、呼ぶらしい)
標識は公共物。
標識にペタペタとアート製作していたら、
ツンツンと突かれ、後を振り向くと、
あ、、、、、
警官。。。。
ダメダメ 公共物にこんなことしちゃあ
罰金400ユーロを徴収。 嗚呼。
それでも懲りぬ アブラハム。
ブロンジーノ展のために、
ヴェッキオ宮殿にあるブロンジーノの作品の
いくつかが出張出展中。
そのガランとした空いたスペースに、
なんと、
自分のコンテポラリーな肖像画を
何食わぬ顔をして掛けてきたらしい。
しかも、
職員が誰一人として気がつかなかったのか
気がつかれたのは、1週間を過ぎたのち
こんなんでいいのか?
やってくれるな~
これからも、罰金やお叱りに懲りずに、
茶目っ気なやんちゃぶりを発揮して欲しい、
アブラハム君に注目です。
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ブログのご紹介
今月フィレンツェにいらしたお客様のブログをご紹介。
読み終えたあと、彼女のように、
爽やかに吹き抜けるそよ風のようなブログ。
こちらをクッリック →
I'm ready
どうした。こうした。も、大切だけど、
思ったこと。感じたこと。
素直にその時の印象を書き綴っていて、
心の動きが見えてくるような文章に惹き付けられる。
参考にしたいブログの1つ。
今日からリンクに仲間入り。
素敵な文章を読むのが楽しみ。
新たな出会いに感謝です。
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それと、もう1つ!
ユートラベルノート様からリンク依頼がありましたので、
認証コードを貼付けます。
9ac42843cb30a71642884a0716032d38
ユートラベルノートは、旅行ノートを作り、
それを多くの方が見て情報を共有したり意見を取り交わすことができる、
旅のコミュニティサイト。
韓国の旅行情報からはじまり、
世界9つの都市に広げてリニューアルオープンしたそうです。
日本からは近く、イタリアからは遠い韓国。
韓国料理好きなわたしとしては、いつかは行きたい国。
夢がいつか、叶いますように。
今回はちょっとベタなミケランジェロ広場
9月、10月と、フィレンツェはハイシーズンな季節。
眺めの良いミケランジェロ広場はマストな場所でしょう~。
この日は、市街地にあるピザ店で食事をしたあとの、
22時頃の広場。
イルミネーションが、やっぱり素敵。

何度訪れてもミケランジェロ広場から眺める
フィレンツェは美しい。。。
そして、昼バージョン。

夜と昼、どちらも美しく、甲乙つけがたい。
ぼ~と眺めていたら、70年代を彷彿させる、
ママス&パパスとか、ツェッペリンとか、デイープパープルとか、
懐かし~曲が耳に入ってきた。
ふと、横目を見やると、このミュージシャン、
まるでお琴をひくように、ギターを横にして演奏していました。

たぶん、ピアノをやっている人でしょう。
運指がピアノチックでした。
合同結婚式なのか、3台のロールスロイスX3組の
中国人のカップルがウエディングドレスでフォトショット中でした。

中国人 強し!
2年前までは、見なかった光景。
なが~いロールスロイス。
路地のせま~いフィレンツェの街をどうやって運転するんだろう。
こちらは、日曜日ということもあり、
人が集まるミケランジェロ広場では、
クラシックカーや、バイクのツーリングなどが、
ここぞとばかしに、自分の愛車をお披露目する場所。
展示場と化する広場では、わたしのように、群がる人多数(笑)

ちょっと遠いけど、
ミケランジェロ広場からのフィレンツェの眺めは
お勧めですよ!