FC2ブログ
2020 04123456789101112131415161718192021222324252627282930312020 06








中世時代のお風呂事情

Bagni nelle Antiche Terme (昔のテルメ浴場を利用した銭湯)

102-0229_IMG_20100824233501.jpg


時は遡り、中世時代1300年のフィレンツェ。

男女ともに、身だしなみを、きちんとしていたそうで、
少なくとも、1ヶ月に1回は、お風呂に入ったそうです。
裕福な家庭では、1週間に1回のところもあったよう。

中世時代の欧州では、回数が多い方でしょうねえ。


家庭でお風呂に入れない人のためには、公衆浴場があり、
1348年に黒ペストが蔓延した頃は、中心街に20箇所もあったそう。
混浴ではなく、男女交替制。


古代ローマ時代には、城壁外に浴場があり、
ここで身体をきれいにしないと、城内には入れなかったそう。

長旅で汚れた身体。 
しかも、病原菌を持って来ているかもれしれなかった時代。
ちょっと納得。   


この表札がある建物は、いまはお店に様変わり


102-0230_IMG.jpg


テーラーメイドのシャツ店になっています。
なかなか良い雰囲気。


話しは続き、中世時代。

毎週土曜日は、特に女性は洗髪の日でした。
翌日の日曜日はミサがあるので、そのためだったんでしょうね。

短髪の女性は、娼婦。
まっとうな女性達は、長い髪を流行の結いにして、
しゃなり しゃなりと、お洒落してミサに赴いたのでしょう。

以前にルネッサンス時代の女性美 でも紹介しましたが、
貴族の男女は、お洒落に相当、気を遣っていたようです。


ちなみに、この建物の前にある教会。


102-0235_IMG.jpg


サンティアポストロ教会といい、
ロマネスク様式の小さな教会。
なかなか趣があり、わたしの好きな教会の1つ。

ちなみに、この教会は映画「冷静と情熱のあいだ」
のワンシーンに使われました。

あおいが確か、フィレンツェに挙式に呼ばれるんだったかなあ。
それがこの教会。

この教会の前で、順正が壊れた自転車を直しているシーンだったかなあ。
でも、すれ違い。

というシーンだったはず。


昔テルメがあり、その後には、公衆浴場に使われた建物。

どこにあるかというと、こんな、ほそ~く、せま~い 
路地の果てにあるのです。

img_0097.jpg


フィレンツェの路地裏。
たくさんの、色々な、物語が潜んでいますよ。 ふふふ。




ダビデのご主人様はだれ?

8月16日、何気にニュースの見出しを見ていたら、

「ええええ !!!」



渦中の人は、

ミケランジェロの代表作 「ダビデ」


davidMichelangelo.jpg

(ダビデ像はフィレンツェのアカデミア美術館にあります)


持ち主をめぐってのスッタモンダ。


数世紀が経っているのに、
イタリアの文化大臣、サンドロ・ボンディ氏が弁護士を通して、

sandro-bondi2.jpg

ダビデ像は国の所有であり、
フィレンツェ市所有のものではありません

と、言い出したではありませんか。


ボンディ氏の言にも一理ないわけではありません。

イタリアが国の統一を果たした1865年には、

「これは市のもの。 これは国のもの。」

という感じで財産分与をしたらしいのですが、


フィレンツェ市の所有に、シニョーリア広場とは記載されていても、ダビデ像という、名目はリストに挙げられてないのです。

でも、当時はまだダビデ像はシニョーリア広場のヴェッキオ宮殿の前にありました。

アカデミア美術館に移動したのは、1875年のこと。


もちろん、反撃に出た、フィレンツェ市長マッテオ・レンツィ

174528419-4a37d7ff-c9b1-460f-8ef9-364489e831b2.jpg

市長が手にしているのは、

「ダビデ像がフィレンツェ市所有のもの」

と証明している文書

前文化大臣のミケリーノ・ダヴィコ氏も、
「ダビデ像はフィレンツェ市所有のもの」と証明しています。

やったね! レンツィ!!!


そしたら、ボンディ氏が代替え案として、

「じゃあ、共有という提案だったら ?」 と言ってきた。


迎え撃つ市長レンツィ。

「共有という案は受け入れてもいいですよ。

ただ、フィレンツェ市のオブラーテ図書館は、
夜中12時まで開館している、その一方で、
国所有の国立図書館は、人員不足のために午後は閉館。

ヴェッキオ宮殿(市庁舎)は夜も開館しているのに、
ウフィッツィ美術館(国所有)は
たまにしか夜間開館していませんよね。」

と、言葉に含みをもたせるのが得意なフィレンツェ人らしい言い方で、ボンディ氏を通して、イタリア政府をやんわり非難していました。

すったもんだは、まだ続きそう。

そもそも、ダビデ像はフィレンツェ共和国の「自由」のシンボルとして作られたもの。それが国の手に渡るなんて、フィレンツェ人も断固反対でしょう。 (特にいまの政府に)


。。。 イタリアはただでさえ、色々な問題を抱えているのに、
。。。 先に解決をしなければならない問題がたくさんあるのに、

ど~して、そんなときに、ダビデなの?

ベル首相率いる文化大臣ボンディ氏よ、
ダビデ云々の前に、フィレンツェの知人友人は呆れ返っていますよ~


Palazzo Vecchio ヴェッキオ宮殿

前回もご紹介した、フィレンツェの市役所、ヴェッキオ宮殿。

2010年の7月と8月は、な~んと、9時~24時まで開館!
(ただし、木曜日だけは9時~14時)

すばらすぃ~

夕方から美術館がことごとく閉まってしまい、
しかも、8月中旬以降はバカンスでお店が閉まっているところ多し。
食後にちょっとブラブラしたい。

そんなときは、ぜひ、ヴェッキオ宮殿見学をお勧めします♪

しかも!!

20時~23時は、普段は入ることのできない、
「il Camminamento di ronda (ロンダの連絡壕)」を見学できます。

これは、ヴェッキオ宮殿上方に張り出している連絡壕のこと。

camminamento.jpg

美術館入館切符 6ユーロに、別途2ユーロ追加で歩くことができ、
フィレンツェの夜景パノラマを一望できます。

百合の間の出口に集合し、30分おきに、係の人が案内してくれます。
1回につき、最大25名まで。





夜の新市場

新市場。


DSC08518.jpg


1547年に建てられたときは、絹織物や羊毛生地が売買され、
1800年代には、花市場や麦わら市場だったところ。
その頃はまだ、フィレンツェ人のための市場だったんですね。

いまは、おみやげ市場になってしまって、
しかもヴェッキオ橋に続く通りだから、日中はすごい人。

チャリでの横断もままならない。

でも、ちょっと夜遅く行くと、
まるで別な場所みたい。

普段は屋台が並んでいるから見えない、この印。


DSC08525.jpg


市場の中央にあります。

これはなに?

昔、国同士の戦闘が起きるとき、戦闘前の30日間、
ここに戦車を置いて、見張り人が朝晩、
士気を高めるために鐘を鳴らしていたところ。

だから、これは戦車の車輪を模したものなのです。
サイズも、実際の車輪の大きさと同じそうです。

もう1つの利用。

法外な金額を請求したり、ずるい取引をしたりして
お客さんを騙す商売人が裁きを受ける場所。

同業者や市民の嘲笑や罵声を浴びながら
真っ裸なお尻をさらけ出し、お尻を3回叩かれる刑。

いまこの刑があれば、裁きを受ける輩が多そう ?

***

そしてもう1つ、新市場のペット。
ポルチェッリーノ。


DSC08527.jpg


イタリア語でポルチェッリーノは子豚の意味。
でも、実はイノシシです。
オリジナルは大理石で、ウフィッツィ美術館にありますよ。

子豚みた~い。と、可愛がられているので、
ポルチェッリーノと呼ばれています。

アンデルセンは、イタリア旅行をしたときに、
このポルチェッリーノに構想を得て、
童話 「青銅のイノシシ」 を書いています。

母親に可愛がられずにいつも空腹だった少年が、
家に帰れずにポルチェッリーノの背中に乗って眠ってしまったら、
ポルチェッリーノが動いて、少年を背中に乗せたまま
ウフィッツィ美術館やサンタクローチェ教会へと連れていく物語。

***

夜の観光は、日中は隠れているものが見えることもあり。

あまり遅い夜の観光はお勧めしませんが、
いまはサマータイムで21時頃まで明るいので、
中心街はとても賑やかで、
夕涼みをするにも気持ちの良い時間ですよ ♪


DSC08520.jpg


寒さがもどってきた


春の足音が遠のいていく~

春よ~ もどってきて~


今日はアペンニン山脈の標高の高いところにある
ボローニャでは雪が降ったそうな。


寒いぞ

DSC02301.jpg

ほら、ブロンズ像も、凍えてちゃっている


ここは、フィレンツェからバスで行ける
カステッロという、かつてのメデイチ家の別荘。

このブロンズ像は、 
Gennaio または Appennino 
と呼ばれています。

Gennaioは、1月。
Appenninoは、アペンニン山脈。


DSC02306_1.jpg


これを作ったアンマンナーティは、
ピッティ宮殿の改装とボーボリ公園の造園に携わった
メディチ家の宮廷建築家。

1500年代後期に作られた当時は
1月君(アペンニン君)の頭に噴水が仕掛けてあり、
傘のように水が弧を描いていたそうです。


なんともユーモアじゃありませんか!