
インテリアショップのショーウインドウ
クリスマス・バージョン
きらびやかなウィンドウは素敵だけど、
こういうホッコリするのもいいよね。
子供服の赤とカルテルのコンポニービリの
白と緑でイタリア国旗色に。
心憎い演出。
フィレンツェは明日からオレンジゾーン。
来週は中心街でイルミネーションを撮影してきます!

美しいグラデーションの夕焼け
フィレンツェのミケランジェロ広場とは反対方向にある丘の高台の公園より。
上り坂が大変だったけど、きてよかった。
太陽が沈み、まだ光が残っているフィレンツェ。
ふと下を見ると、おしゃべりをしながら、この時間を友達同士で共有している人たちが。いいよね〜、わかる。なにもなくても、美しい景色と友達がいれば、幸せ。
サンタアガタ・イン・アルフォリ教会(Pieve S.Agata in Arfoli)
シンプルで小じんまりとした教会を訪れるときは、いつもワクワク。

教会の明かりとりは、自然光のみ。静寂な空間に、柔らかな光が差し込み、神聖な心持ちに。1230年に建立されたとのこと。ロマネスク時代の教会です。

緑の布が掛けられているのは説教台。司教さんがお話をされるところです。マイクも設置されているので、住人がミサに訪れる、現役の教会。
約800年間も、時間を超越して変わらないもの。こういう教会が田舎に1つは存在します。
さてさて、この教会には、どの聖人が描かれているだろう。フレスコ画をじっくり鑑賞します。「あ、いたいた

」
みなさんも、よくこのフレスコ画をみてください

。 なにが見えますか?

玉座に座っているのは、マリア様と幼子キリスト。上部には天使が。
左側にいる聖人は長い釘みたいのを手にして、腕や体に傷を受けています。体を縛られて矢を射られて殉教したセバスティアン聖人。
右側にいる聖人。 聖人アントニオ・アバーテ。日本語訳で大アントニオス。田舎の教会によく描かれる聖人。

手前にいるのは、依頼人でしょう。ちょっと控えめに一段下がったところに描かれています。そして、もうひとつ、この絵には存在するものがあります。
それは、ぶたちゃん

聖人アントニオ・アバーテの絵には、必ず、ぶたちゃんが描かれています。地方により、土着品種のぶたが描かれていたりして、とても可愛らしい。いのししが描かれているときもあります。
なぜなら、聖人アントニオ・アバーテは、動物の守護聖人とされてるんです。
田舎に住む当時の人たちにとって、豚は貴重な存在。生きて行く上でかかせない存在。なので、聖人アントニオ・アバーテにお願いして、守ってもらっていたのでしょう。
そのために、田舎の教会に描かれていることが多いんです。
今日のニュースでほっこりする報道があったのでシェアします。
3月に街全体がレッドゾーンに指定され、悲しみに包まれたベルガモ街。
ベルガモは、ミラノから車で約1時間の距離。この2つの街のちょうど中間あたりに、子供達が楽しめるレオランディアという遊園地があります。
この遊園地の広大な駐車場にミラノとベルガモのバス会社が集結。
ハート型に駐車しました。

メッセージは、Amore e Speranza 愛と希望。
毎年100万人以上の入場者を誇るレオランディア遊園地も、いまはコロナ禍で閉鎖中。
いまはみんなが一つになって、がんばろうイタリア!

ドローンで確認しながら位置を決めたのかしら。
もっと右! もっと左! もう少し寄ってー!
とか、掛け合いと指示に従いながら、ツアーバスの運転手さんたちが細かくハンドルを切って仕上げたことでしょう。
心をひとつにして作られたきれいなハート
レオランディ遊園地はこんなところ。