ルッカへ行ったときのこと。
ランチ、どこにしよぉ。
一軒、観光客にも地元民にも有名なところがある。
わたしも食べたことがあるけど、美味しかった。
でも、行くたびに同じ場所もなんだかなあ。
ルッカには、ほかにも美味しいところがあるはず。
そこで、ちょっとリサーチしてみると、候補は2件。
今回は候補1件目に行くことに。
円形劇場跡地でいまは広場の近くにあるらしい。
ちょっと迷いながらも、見つけました、今回のランチ場所。

外観はシンプルなトラットリア風情。
メニューにはルッカの伝統料理も多々あり。
ぷろゔぃあ~も (レッツ トライ) !


ふふふ
写真だけでも、美味そうなのが伝わってくるでしょ。
ガッツリくる、トラットリア味
素材が活きています
でも決して塩っぽくなし

フォークを差し込むだけで、
ほろっ
とくずれる、お肉やお野菜。
お肉、ズッキーニ、人参。。
それぞれの味がちゃんと主張していて、
それをトマトソースが仲良く調和させている、
心暖まる ほっとする味。

栗粉を溶いて、ローズマリーと松の実を入れて
焼いたカスタニャッチョ。 お隣の白い物体は
生クリームではなく、リコッタチーズ。
独特の栗の味に、
甘くない、モッタリしたリコッタチーズがナイスです。
今回は冬バージョンで行ったけど、
夏はどんな料理がでるのだろう。
夏バージョンも試してみたいわ~。
あ、その前に、もう1つの候補にも行ってみなきゃ。
お勧めです ルッカへ行ったらぜひ!
* * * * * * * *
Osteria BarallaVia Anfiteatro, 5, Lucca, Italy 55100
Tel: +39 0583 440240
Fax: +39 0583 440240
閉店:日曜日
中心街でのサクっとランチは、
パニーノだったり
切り売りピザだったり
パスタだったり
でも、いつもイタリアンでは飽きてくる。
う~ん ほかにどこかないかなあ
と思っていた矢先、見つけましたモロッコ料理店。
正確には、モロッコとチュニジア料理を出してくれる、
本屋さんであり、小物販売店でもあり。
オーナーは生粋のフィレンツェ女性だけど、
モロッコやチュニジアに恋をして移り住み、
フィレンツェに戻ってきてこのお店を開けたのです。
チュニジアは最近、民衆による蜂起があり、
いまはちょっと危ないけど、いつかは行ってみたい国。
シシリア島は、チュニジアやモロッコと近いこともあり、
食文化ではクスクスやスパイスなど、多大なる影響を受けています。
どこかないかなあ とフラフラと中心街を漂っていたとき、
普通の小物店だと思っていたのに、
ランチメニューが店先に出ているではないですか。
メニューと料金に惹かれて、吸い込まれるように店内へ。
料理を注文して待っているときに出してくれた、
日本の突き出しみたいなもの。

スパイスをふりかけた薄いパンを
キノコベースのソースと一緒に
クルクルと手で巻いて食べます。
モロッコ料理といえばクスクス。
我が家でも良く食べますが、
初めてのお店では王道メニューは外せません。

ベジタリアーノ(お野菜だけ)のクスクス。
わたしの作るソースとは、スパイスが違う。
本場のはこういう味なのかあ。と感心。
こちらは卵焼きとひよこ豆のミニハンバーグ

卵焼きはしょうが入り。どんな味か興味津々。
多くもなく少なくもなく、ほどよく、ふんわりと、
しょうがの味がして美味しかった。
ミニハンバーグも、これまた美味。
丸い小鉢に入っているスパイスと一緒に食べます。
飲み物は、やっぱりミントティでしょう。

お国情緒を漂わせるお茶セット。
小さいお皿には、ラマダンのときにも食べれる
栄養分の高い、ダッデリという木の実が添えられていました。
これも、ねっとりとして甘くて美味。
料理には豆も使ってあるから、もう、お腹いっぱい。
でも、デザートがどんなかも気になるなる。

ヤギのヨーグルトをクリーム状にして冷やしたもの
ビターチョコレートがベースのムース
ヨーグルトとホワイトチョコのムース
いやいや 良く食べました。完食です!
今回はいろいろと食べましたが、
そのほかにも、20種類ほどのお茶各種もあり、
足休めにお茶だけ。でも大丈夫。
内装はアラビアンでエキゾチックな雰囲気。
夜も素敵そう。
* * * * * * * *
derb (デルブ)Via Faenza 21/R, firenze (ファエンツァ通り 赤21番)
tel 055 218963
* メディチ家礼拝堂の近くです。
開店:火曜日~日曜日。月曜日閉店。
ランチ:12:00 ~ 15:30
夕食: 19:00 ~ 22:30
日曜日は変則的に17:00 ~ 22:30。
ハッピーアワー(アペリティフ)
金曜日~日曜日 19:30から/10 Euro
大きな地図で見る
昨日のブログを書きながら、
う~ん わたしも挑戦してみようか。
なんて気になり、作ってみました。
スキアッチャータ・アラ・フィオレンティーナ。
いろいろなレシピが出回っていますが、
今回のわたしのレシピはこちらです。
わたしは角形 15X25 センチを使いました。
* 材料 *
A グループ薄力粉 300グラム
ベーキングパウダー 小さじ1/2
塩 小さじ1/3
B グループオレンジ 1個
牛乳 大さじ1
バニラビーンズ 少々
C グループ ← 一番大きなボール使用
卵 1個
グラニュー糖 150グラム
無塩バター 100グラム
仕上げ用の粉砂糖とカカオ 適宜
1)
オーブンは180度にセット
2)
バターは電子レンジでチンして溶かす
3)
Aグループは合わせてふるっておく
4)
オレンジは洗って皮をすり下し、汁をしぼったら、
Bグループの材料を全部混ぜておく
オレンジの香りがかなり重要なので、オレンジ必須です!!
オレンジの代わりにシナモンでもOK !
5)
Cグループで、まず卵を割りほぐしたら、
そこにグラニュー糖を加えて、
白っぽくなるまで泡立て機でかき混ぜる。
溶かしバターも加えてさらに良く混ぜる。
6)
Cグループに、Bグループを加えて混ぜて、
次にA グループを再びふるいながら加えて、
ざっくりと混ぜる。
7)
準備した型に流し、オーブンで20分。
焼き上がったところ。 う~ん。 どうなんだろう。

ここに、フィレンツェの紋章を入れましょう。
今回は、土台に粉砂糖をふりかけて、
紋章はカカオでお化粧することにしました。
紙をチョキチョキ切り抜いて、上に敷きます。

カカオをサラサラとふりかけて、

出来上がり。
ワタシ、できた~! とばかりに、
紙を慎重に取らなかったから、カカオが飛び散っちゃいました~(涙)
ちょっと考えれば、想像つくのにねえ。
失敗しないと覚えないわたし健在です。。

ふんわり とまではいかなかったけど、
口に入れるとオレンジの香りがして、美味。
まあ、初めてにしては良くできた方でしょう。

いつもは、日曜日の寒い日にお菓子を焼くけど、
今回は平日のお菓子作り。
相方、ダイエット中だけど、嬉しそうだった(笑)
よかった よかった
次回はもっと綺麗に作るからね~。
わたしも作ってみたい! という方、
フィレンツェの紋章が入ると、本格的ですよ。
こちらが、わたしが使った型。

↑これをコピーして、拡大印刷するか、もしくは、
プリンターでB5サイズで指定して印刷してください。
印刷したら、チョキチョキとはさみで切ってお使いくださいね。
お子さんのいる方は、一緒に作っても楽しいと思いますよ ♪
2011のカーニバルは3月8日から始まるようですが、
クリスマスやヴァレンタインのように、
ちょっと商業的な匂いも、
其処はかと感じる国民的行事、カーニバル。
すでにフィレンツェのお菓子屋さんでは、
"スキアッチャータ・アラ・フィオレンティーナ"
(Schiacciata alla fiorentina)
なるものが店頭に出回っています。
スキアッチャータとは、
通常は小麦粉、水、酵母、塩を捏ねて焼き上げた
薄っぺらいパンのような、塩気のある食べ物。

by Wikipeida
でも、スキアッチャータ・アラ・フィオレンティーナは、
フィレンツェ風スキアッチャータといい、
普通のスキアッチャータとは似て非なるもの。
カーニバル時期に出回る、お菓子なのです。
当然のごとく、お菓子屋さんによってレシピが微妙に違う。

La Repubblicaという新聞がありますが、
ここのスタッフが、
フィレンツェで美味しいと言われているお菓子店で
スキアッチャータ・アラ・フィオレンティーナを買ってきて、
品評会を行ったらしい。
なんて楽しそうな職場なんだ。

スキアッチャータ・アラ・フィオレンティーナの容姿の条件
1) 高さ 3センチ以下
2) 焼き上げた後、柔らかいこと
3) オレンジかシナモンがほんのり香る
数は全部で10種類で、もちろん、目隠し審査。
フィレンツェ中心街、
ミス・スキアッチャータ・アラ・フィオレンティーナ、
トップ3を発表 !
No.1 * Patrizio Cosi (In Itinere Srl) パトリッツィオ コージ 場所:via degli Borgo Albizi (ボルゴアルビッツィ通り)
所要時間:ドゥオーモから徒歩約10分
大きな地図で見るNo.2 * Pugi プージ場所: Piazza San Marco(サンマルコ広場)
所要時間:ドゥオーモから徒歩約7分
大きな地図で見るNo.3 * Becagli ベカーリ場所: via Borgo Ognissanti (ボルゴオーニサンティ通り)
所要時間:ドゥオーモから徒歩約10分
大きな地図で見るN.1とN.2は、わたしも良く行くところ。
いろいろなものが、美味しいです。
N.3はこんどトライしてみよ。
いかがですか?
近々フィレンツェへ来られる皆さん。
季節のお菓子を試してみませんか?
ちゃんと1口サイズに切り分けてくれますよ。

この時期にフィレンツェへ来たら、
スキアッチャータ・アラ・フィオレンティーナ !
* 写真はLa Repubblica掲載のものを使用しています。
フィレンツェの名物料理に、トリッパやランプレドットがある。
好き・嫌いがはっきり分かれる食べ物。
腸モツ系のお料理である。

フィレンツェでもダメな女性多し。
ローザ姉さんは、姿を見ただけで、che schifo(気持ち悪~い)。
胃袋の相性が良いというのは、とても重要。
わたしも相方もぜ~んぜん平気。
そんな私達の胃袋を知っている静岡の友人が、
とっておきの場所へと連れて行ってくれました。
そこは、小さな飲み屋さん。
暗闇に、ぽっつりと薄明かりの電気が灯っています。
昭和っぽい風情。 いいねえ。
まずは一皿目。
にんにくと唐辛子とお酒やみりん等で、漬込んだものと見受けられる。

新鮮な生の腸。だったかなあ。
とにかく、どこかの生モノらしい。
え!? 生っすか。
イタリアの衛星放送チャンネルで、
アメリカ番組の"Orrodi da Gustare"というをやっている。
世界各国に行ってご当地料理を賞味するというもの。
そのなかには、グロイのもあったりする。幼虫とか。
彼の番組の閉の言葉が、「興味をもったら食べてみよう!」。
彼の言葉が頭のなかで反芻する。
好き・嫌いは食べてから判断するとしよう。
食べてみると、これがお酒と合うんだわね。ふふふ。
小さな厨房で、ママがお客さんの注文を受けて準備中。

焼き物も、目の前でジュージュー焼いてくれます
こちらはスタンダードに肉を焼いたもの。

ジューシーで美味しかったなあ。 ちょっと一心地。
ほんじゃ、これは? 食べれる?
友人が戦線布告(笑)

レバ刺しだったかなあ。 いずれにせよ、生肉刺身。
むむ、ハードル高いぞ。
かつて食べた記憶がないということは、わたしも初めてかも。
にんにくをたっぷり付けて、パクっと、1口に。
相方もいきました。
もっと血生臭いかと思ったけど、意外にさっぱり。
そして、焼き物アゲイン。

う~ん どこの部位か忘れちゃったけど、
豚足を焼いたものだったかなあ。
結構、油が乗っていたのだけは覚えてる。
ここでのお食事は、軽いアペリティフ(笑)
このあと、私達は、もう1件へと移動したのでありました。
日本って、チェーン店が多いこともあって、街風景を見ただけでは、
一見、どこも同じ街のように見えるけど、
なかに入り込むと、違いが分かる。
日本の多種多様な食文化に万歳!