Deep In Italy(ディープ イン イタリー)の
五十嵐さんに(わたしのHP名↑)、
"ディープな静岡をお見せしましょう!"
と連れてってもらったのが、ここ、青葉横丁。

周囲はごく普通の風景。
鉄筋の新しいビルに、道路は広く整備されていて、きれいな街。
そんな21世紀の空間に、突如現れる昭和な風景。
え? ここどこ?
時間次元の歪んだ透明な壁を、
知らずに突き抜けたみたいな感覚。
常連さんなのか、
迷わず1つのお店のガラス戸をガラガラっと開け、
こんばんわっ!

お~!
横丁の雰囲気を裏切らない店構えに、心ときめく私。
しかも!
この雑然としたカウンター、いいじゃぁないですか。

そのなかで、目を引いたのが、鍋の景色。
真っ黒いソースの中から、串がツンツンと好き勝手に突き出ている。
??? ??? でいると、
これが、静岡おでん ですよ ♪ との説明が。

初めて、"静岡おでん" なるものを拝見しました。
静岡県のおでんは濃口醤油を使い
鶏ガラ(および牛すじ)でだしを取った黒いつゆを使用する。
はんぺんは焼津産の黒はんぺん、
すべての具に竹串を刺し、
上に「だし粉」と呼ばれるイワシの削り節や鰹節、青海苔をかけて食べる。
by Wikipedia
鍋から好きな具を勝手に取って、
最後に串の数でお勘定するシステムらしい。


糸こんのグルグル巻き~。
食い意地が張って、撮るのを忘れちゃいましたが、
ちゃんと名物の黒ハンペンも頂きました~。
たまに、揚げ物で口を変えながら、
お~ とっとっと なんて、お酒を飲みながら、
おやじモード全開でとっても美味しく楽しみました。

小空間のどこを見渡しても、昭和。
使いこなされた道具が、無言でお店の歴史を語っているようで、
暗闇や戸棚の角から、ひょこっと付喪神(つくもがみ)が顔を出しそう。

これで静岡の旅はおしまい。
東京へ北上します。
静岡では、富士山や茶畑を見て、
久能山東照宮へ行き、
静岡おでん、腸モツ料理屋、新鮮なお魚料理などを堪能し、
それはそれは、ディープな静岡を満喫できました。
それもこれも、良き案内人に恵まれたお陰です。
お世話になった方々、本当にありがとうございました。
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陰で写っているのは、ロープウエイ。
わたしたちは、このなかにいます。

日本平から約5分。 目的地は、久能山東照宮。

時間があれば、下からずっと石段を登っても行けるそうですが、
わたしたちは、日本平で富士山を堪能してから、
ラクチンにロープウエイで移動。
この、久能山東照宮も、愛知県岡崎市にある
成道山松安院大樹寺とともに、徳川家康公に縁のあるところ。

最近は日本に旅行する外国人が多しといえども、
偶然にも、徳川家康ツアーをしている貴重な相方。
よかったね~。 案内してくれる方々に感謝です。
これを機会に、食や文化だけでなく、
歴史ももっと勉強してくれると、わたしも嬉しいなあ。
成道山松安院大樹寺は、家康が敗走から心機一転、
我が道を貫こうと決起した、徳川氏(松平氏)の菩提寺。
一方、久能山東照宮は、家康の波瀾万丈の人生の最終地点。
お墓があり、平成22年12月に国宝指定されています。

この日はうららかな春日和。
清々しい空気と、優しい色の新芽が、建物と美しく調和。
こんななんでもない一角も、いいですねえ。

こちらは家康公のお墓。神廟(しんびょう)と呼ばれています。
神廟とは、神を祭る御霊屋(みたまや)。
イタリアでは、徳があり奇跡を起こした人物は、聖化されますが、
天下統一を果たし、平和な時代を築いた家康公も、
貴い人物として、やはり、立派な神廟に奉られているようです。
世界広しといえども、人間の考えることは、一緒のようですね。

ふと、公の神廟の隣をみやると、別なお墓らしきものが。
なんと、家康公の愛馬のお墓だそうです。

公が亡くなったあと、愛馬は夜になると家康公神廟の脇で休み、
朝になると厩舎で餌を食べていたそうです。
ある朝、馬が厩舎に戻らなかったため神廟を確認したところ、
静かに眠ったままの姿で見つかりました。
(公式HPより抽出)
なるほどねえ。
家康公と愛馬は、きっと天国で再会したことでしょう。
由緒正しい立派な場所なので、
気を引き締めながら、感動しながら歩いていましたが、
愛馬のお墓にちょっと和んじゃいました。
山の上に建てられているので、境内は石段で繋がれています。
年月により色が風化した木肌の風合いは、情緒があって良いですが、
修復を終えたばかりと言うことで、
建物や意匠の1つ、1つが、華美で豪華。
日本ではめったにお目にかかれない、金襴彩色。
鮮やかさに圧倒されます。


→ 久能山東照宮のHPはこちらから。そろそろ、静岡編も終盤です。
外国人が日本から連想するもの
フジヤマ、スシ、テンプラ
茶畑を眺めながら
山を どんどこ どんどこ 車が登る

オーーーー! FUJIYAMA !

ここは日本平
絵はがきのような美しさ
実は、相方は電車からチラっと見えたときから、
獲物を狙うがごとく、素早くカシャ カシャ カシャ
シャッター連写状態。
わたし? 他人のふり。
やっと落ち着いて、
しかもこんな堂々たる富士山を見ることができて、
とっても感動。

わたしも、目の前に見える富士山の大きさに圧倒。
写真や映像で見るのとは全然違う。 本物の迫力。
こうしてみると、やっぱり、でっかいですよね~。
なんという、
なだらかで穏やかで、凛とした美しさ。
頂上から少しずつ裾へ広がる雪も、
富士山を引き立てていいじゃないですかあ。
富士山の前をたなびく雲も、また情緒。
自然ってどうしてこんなに美しいのでしょう。
日本平のホテルのガラス張りのラウンジで、
目の前に見える富士山を充分に堪能してきました。
ここへは、仕事で知り合った教授に案内してもらったのですが、
ほかの場所へも、たっぷり1日、お付き合いして頂きました。
お忙しいなか、本当にありがとうございました。
ある晴れた日のお散歩風景

お散歩の主人公は、なんと猫ちゃんでした。
ちゃんとお洋服を着させてもらって、
桜の花が咲いている道ばたをお散歩。


我が家のお姫様は箱入り娘。
こんな風に外に連れ出したら、怖くて腰を抜かして一歩も歩けないだろう。
その前に、首輪と紐をつける時点で、大暴れでアウトだわね。
これは、慣れなんでしょうねえ。
飼い主も勝手気ままに散歩されるのは怖いけど、
天気の良い日には連れ出してお日様のなかを歩かせたい。
という気持ちから、紐で繋げての散歩を考えついたんでしょう。
でも、ほら、犬と違って、生来が自由気ままな猫。
一匹は右へ。一匹は左へ。
なかなか、飼い主の操縦が大変そうです(笑)