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ヴェローナへの旅。ヴェローナ中心街

アグリへ荷物を下し、いざヴェローナへ。
中心街を4時間ほど散策する予定。

ここは、ヴェローナの駐車場。
赤いランプは駐車中のスペース。
緑のランプは空車のスペース。


DSC05889.jpg


塵一つ落ちてなくて、新しくて、最新設備で、
イタリアじゃないみたい。

すご~い。 
変なところに感心する相方とわたし。


駐車場を出てみると、

あ~。 地上に出た途端、現実に引き戻された。
やっぱりこのいい加減な標識の立て方はイタリアだ。


DSC05890.jpg
  

観光客、しばし立ち尽くす。

右へいっても、左へいっても、目的地は一緒なのか。
どっちが近いんだろう。 ビミョウ~。


わたしたちは右へ。
門を通り抜け、目の前に現れたのは、アレーナ!


DSC06020.jpg


昔は闘技場、いまはコンサート会場。
夏期はここで野外オペラフェスティバルが開催されます。

時は移り変わっても、「人を集める」場所ということでは
今も昔も変わらず。

それにしても、よくこんなに良い状態で保ち続けたもんだ。
ヴェローナのピンクの石が、軽量感を与えていて
ローマのコロッセオより重々しくないのもよろし。

ヴェローナと言えば、
ロミオとジュリエットの舞台になった街だけど、
作家のシェークスピアがこの街を訪れたことはなかったということ。

イギリスに住んでいたヴェネツィア人等から話しを聞いて
構想を練ったらしい。

ジュリエットの家や像、お墓まであるが、すべて作り物。 
私たちの観光時間は4時間ほど。
なので、シンプルにスルー。

ブランド店がずらりと並ぶ
via Mazzini(マッツィーニ通り)の行き着く先は、エルベ広場。


DSC05898.jpg


ず~っと前にヴェローナを観光したときは、
まだ、野菜だの、果物だの、チーズだの、
生活に必要な市場で、活気に溢れていたのに、

いまはすっかりお土産屋さんの市場に。
ヴェローナ市が規制できなかったのか、
残念無念。 

気分を変えてシニョーリ広場。
当時のエルバ広場は庶民の広場。

裏手にあるシニョーリ広場は、貴族の広場。
いまでも、シニョーリ広場は豪奢なパラッツォ(建物)に
取り囲まれています。

広場の中央に立つ彫像は、ダンテ・アリギエリ。
フィレンツェの政争に破れ追放されたダンテを
最初に迎え入れたのが、ヴェローナ国だったそう。


DSC05921.jpg


「神曲」の構想か。 
永遠の恋人「ベアトリーチェ」のことか、
それとも、フィレンツェに残してきた家族のことか、

う~ん。と考え込んでいるダンテ。

テクテク歩いて、アディジェ川付近にある、
アナスタジア教会とドゥオーモへ。


DSC05988.jpg


ヴェローナで必見の教会は、本当はサンゼノ教会。
前回見たけど、今回は時間がなくて行けなかった。

4つの教会を見れる教会カードがあり、6ユーロ。
一年間有効なので、来年のVinitalyまで楽しみに取っておこう。

アディジェ川付近には、路地にこんなトラットリアも多し。
いいなあ。 夏は気持ちよさそ。


DSC05936.jpg


これはアディジェ川にかかる橋。
きれいに弧が描かれていて美しい。
きっと、氾濫防止にもなっているんだろうなあ。


DSC06005.jpg


透明度の高い、ブルーリバーのアディジェ川。
マロンリバーのフィレンツェとは大違い。

川面の風景はイタリアというより、ヨーロッパっぽい。


DSC06000.jpg


最後の訪問先は古代劇場。
ここで発掘された古代ローマ時代の遺跡を展示する博物館もあり。
とても良い状態で保存されており、見る価値大。

円形劇場は闘技場。
この半円の劇場は、テアトル。
劇を上演していたところです。

川と中心街をバックにした舞台。夏は気持ちよかっただろうなあ。
古代ローマ人って、都市計画が上手だったんでしょうねえ。


DSC06010.jpg


明日は、本旅のメイン、Vinitaly。
中心街ではプレオープンをしていました。


DSC06021.jpg


高級車が駐車してあり、
招待客のほとんどは、ジャケットにネクタイの正装。

でも、お腹がポコっと出ているあたりが、
ワイン好きで美食家って感じの業界人風情(笑)

私たちは、この日の夜は、アグリからもほど近い、
Valpolicellaのエノテカでお食事しました。

ここ数年連続でガイド・ミシェランの☆印のお店。

アグリのオーナーからも美味しいところを教えてもらい、
中心街へ行く前に、いくつかお店とメニューをチェックしたけど、
やはり、予定通りに、このエノテカで食事をすることに。


DSC05886.jpg


レストラン級なので、写真は控えて撮りませんでした。
どれもこれも、素材が活きている洗練された料理で、
私たちの舌はとても喜んでくれました。

トラットリアも素朴で美味しいですが、
たまには、洗練されたお洒落なところも良いもの。

さて明日はVinitalyです。


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[ 2011/04/10 23:00 ] @イタリアの都市 | TB(0) | CM(0)

イタリア縦断

前回のブログから今に至るまでの期間、
イタリアを縦断してきました~!

10年ぶりに会う叔母、叔父、
小さい頃に会って以来の従姉妹、
初めてイタリア着地した父、

あっちで、ワハハ
こっちで、ガハハ

笑いをまき散らしながら

親戚一同、6名との珍道中を終え、
無事に(笑)フィレンツェへ戻って参りました。

全員がイタリア初めて。

スリに狙われないか、ストライキに遭遇しないか、

ハラハラ ドキドキ 

ワタシ、即席添乗員。

今日のワタシは、なんだか、
いきなりルーチンな世界へ引き戻されたようで、
ボ~っとしています。

全員がイタリア初体験ということもあり、
行ったのは、スタンダードに、
ローマ、カプリ、フィレンツェ、ベニス。


スター付き画像4


ベニスでは、アックアアルタを初体験。
道路に海が浸水していました。
くるぶしより上の水面。
すごいです~  

ギャハハ  ヒーヒー

長靴や、ゴミ袋を履いての観光で、
全員大受け。  


相方との旅行のときは、
美味しい飯屋を探し求めて
メニューを見て、店内の様子を見て、
現地の人に聞いて、
かれこれ30分くらい渡り歩くけど、

今回は探し歩いて、引きづり回すのは申し訳ない。

出発前に、時間をかけて美味しい飯屋調査。
美味しい飯屋で
美味しいイタリアンを食することができて、
わたしも嬉しい。 
あ、韓国料理や中華にも行きましたデス。

今後のお客様への情報としても提供できそう。
一石二鳥!

11月はこの2ヶ月よりちょっとだけペースダウン。
ブログ更新、11月は頻繁に致しますので、
どうぞよろしゅう、お願いします。

[ 2010/10/29 00:38 ] @イタリアの都市 | TB(0) | CM(0)

ボローニャの、とある噴水

イタリアの新幹線版でも、アルタヴェロチタという
(アルタ=高い ヴェロチタ=速い : 高速)
新しいヴァージョンができてから、

フィレンツェからボローニャまで
40分で行くことができるようになりました。

注) 
この新しい線は、ほとんどが山の中を通過=トンネルばっかり。
なので車窓からの風景はほとんど見れません。
でも、携帯電話の電波はオーケーですよ。

ちょっぴり近くなったボローニャ。

どんな街?

柱廊のまち!

駅から中心街まで。そして中心街。

柱廊が走っているので雨の日や、
肌にジリジリ太陽が照りつける暑い日も
ボローニャっこはどこ吹く風。

スター付き画像


駅から中心街まで歩くと20分くらいかな~。
往復歩きは疲れる方には、バス利用をお勧め。

てくてく歩いて、中心街に到着!

ここが街の中心だい !

といわんばかりに、
中世の館がど~んと建っていました。

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ここはマッジョーレ広場。

フィレンツェで活躍した彫刻家、ジャンボローニャの
ネプチューンの噴水があります。


Bologna - 046


何処から見ても素敵。


Bologna - 041


1つ1つのモニュメントが、
威風堂々としていて、かっこイイ。


Bologna - 047


Bologna - 054



ジャンボローニャってやっぱりすごい彫刻家だな~。
な~んて、感心していたら、


えーー !


こんなのもアリですか、ジャン。

女性の胸からも噴水が~~!!


Bologna - 040


時はルネッサンス。 

当時の人達はどう思ったことか。
いまの人達はどう思うことか。


ネプチューンは海の神様。
海水は生命を司る水。

女性が子を産み、世界が繋がります。
だから、海水=母の乳 ?!  と解釈するのでしょうか。


ルネッサンス時代、
なかなかユーモアのある作品を残したものです。


* * * * * *

今夜はワールドカップ、イタリア初戦。

日本はカメルーンに1-0で勝利!

イタリアも、がんばれ! 

Bologna - 086







[ 2010/06/15 01:59 ] @イタリアの都市 | TB(0) | CM(0)

クイリナーレの館

ローマのバルベリーノ広場とトレビの泉を底辺として頂点に当たるのがクイリナーレの丘。ここにクイリナーレの館が格好よく建っています。クイリナーレの館、イコール、イタリア大統領官邸のことです。

イタリアには大統領と首相がいてややこしいのですが、現在の大統領はナポリ出身のジョルジョ・ナポレターノ氏。首相はなにかと爆弾発言をしてイタリア国民の頭を抱えさせることが多いシルヴィオ・ベルルスコーニ氏。一般に内閣や議会で討議内容を決定する行政や、各国との会談を行う外交は首相の仕事。決議された内容の行使や、首相が指名した大臣を正式に任命するのが大統領の仕事。簡単に言えば、首相が動き回って最後の判を押すのが大統領、というような位置関係にあります。この2段システムは独裁政治を回避するために作られたようです。

現在のクイリナーレの館は現大統領ナポレターノ氏が在住していて、24時間、門の前では衛兵が守りについています。大統領が館にいるときには、共和国のシンボルでもある大統領旗が館の正面に掲げられているので一目でわかります。この旗は、大統領が乗りこむ専用車、船、飛行機にも掲げられます。

quirinale_1.jpg


旗には、イタリアの国旗を代表する赤、白、緑の3色が中央に配置され、周囲は青色で縁取られています。国旗の3色は、もともとは19世紀に起こったイタリア国家統一独立運動のシンボルで、イタリアが国家として統一されたときに国旗色になりました。通常の旗は長方形ですが、この旗は正方形。これは縁取りの青色とともに、イタリアの軍隊を意味しており、軍隊の総司令官は大統領なのです。(余談ですがイタリア空軍の曲技飛行隊、フレッチェ・トリコローリのエアショーはとっても素敵です。)

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わたしがクイリナーレの館の前を通ったのは日曜の11時頃。ちょうど衛兵の交替時間だたので、偶然にもその交替式を見ることができました。交替は11時と16時に行われるそうなので、ご覧になられたい方はこの時間帯をチェックです。

[ 2008/12/20 00:56 ] @イタリアの都市 | TB(0) | CM(0)

ローマ! パート2

わたしがローマへ滞在したときは100年ぶりの大雨で、フィレンツェではタクシーのおじちゃんに、「ローマへ行くのかい? いや~大変なときに行くね。はっはっは。」と笑われてしまった。それもそのはず、ニュースではローマ近郊でテベレ川が氾濫して街が水浸しになっている様子が報道されたばかり。 

でも中心街は大丈夫との情報を得たので、一抹の不安とともにローマへ向かいしました。フィレンツェからローマへ行くにはトスカーナ州とウンブリア州を通過しますが、至る所で畑が水浸しになっている風景を目の当たりにし、乗り合わせた乗客も「これはすごいことになっているねえ。」と口々に言い合っていました。

さて、実際にローマに到着すると駅付近は雨は降ってはいたものの、まあ、普通の雨って感じ。テベレ川まで言ったら、「あれ? 人混みが。」そう、川の水圧に押され流され、天使城橋に船がひっかかってしまったのです。橋から約300メートルの所にある木にロープを巻き付けて人力で船を取り除こうとしているらしい。

できるのかなあ。なんて疑心暗鬼していたら、テレビのレポーターまでやってきた。カメラに向かって話しをするレポーター。右下写真の奥にその風景が映されています。その後ろでは「エンヤ エンヤ」とロープを引く姿。3分くらいでテレビのレポーターは帰って行き、その時点でロープ引きも終わり。 てことは、なに? ニュースのための演技だったの? 

昨夜は2隻が橋にかかっていて、1隻は昨夜のうちに取り除かれたらしいけど、このときも人力でやったらしい。だから、そのときの模様を翌日に再現したのかしら。 陰の報道を見た感じ。貴重な体験(笑)。

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さらに歩を進めると、橋の半分以上が川に埋没しているのが良くわかる。天気の良い日は川沿いを散歩できるけど、表札が埋没して頭だけが顔を出している。本当に、大変な雨だったんだなあ。と実感。でもいまは氾濫の危険が回避されて通常どおりのようです。

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そんな様子を見ながら辿り着いたのはトラステヴェレ地区。ここはローマっこが集まる活気のある場所。美味しい食べ物屋さんがたくさんありそう。午前中ずっと歩き通しだったので、お腹はペコペコ。車通りからちょっと外れた小さな広場で切り売りピザ店を発見。

外見はなんだかシロウトっぽいが、狭い店内にいるのは地元の人達。さまざまなピザが並んでいて美味しそう。2種類のピザを注文してその場でパクつきました。 生地がサクサクと食べやすく、トッピングのトマトやモッツァレッラチーズも新鮮。「ん~旨いぞ。」 もっと胃袋が大きかったらいろいろと試せるのに。残念。久しぶりにピザで唸りました。 

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場所はトラステベレ地区への入り口、シスト橋の近くです。近くに立寄ったらぜひお試しを。
[ 2008/12/19 23:36 ] @イタリアの都市 | TB(0) | CM(2)